SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

屋根の上のバイオリン弾き

前回ヴァイオリニストの映画を観たので、

バイオリン繋がりで『屋根の上のバイオリン弾き』を鑑賞しました。

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3時間の超大作。

元々はミュージカル作品で、それが映画化された作品です。

 

ロシア革命前夜のユダヤ人迫害を背景に、

ウクライナユダヤ一家の生活を描いたミュージカル。

ウクライナに暮らす貧しいユダヤ人テビエ。

彼の娘たちが、次々と結婚して家を出ていく。

そして彼もまた、ユダヤ人の国外追放によって、

家を出なければならなくなる…。

(1971年・アメリカ)

 

昔の観衆になぞらえて描かれてあり、

その一つ一つに焦点を当てて考えると

ちょうど今、自分が考えていることと共通する事があって

とても興味深く、面白い題材だなと思いました。

今と変わっている事が多いだけに、

変わらない事が引き立って見えます。

 

3時間という長さではありますが、

その分娘たちを次々と送っていくテビエの葛藤が

悲しいくらい伝わってきます。

また、その時代に生きる人々は、

逆らえない大きな運命があったからこそ、

家族や地域に根付く伝統を大切にしていたのかもしれない

とも考えさせられました。

 

バイオリン繋がりで観てみましたが、

バイオリン弾きはほとんど出てきません。

でもその存在と音色が要所要所で効いています。

 

youtu.be

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト

ちょっと前にDVDを見つけて気になっていた

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』を鑑賞しました。

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パガニーニを調べてみたら、誕生日が同じだったので

ささやかながらちょっと嬉しくもなりました。

 

1830年のイタリア、並外れた才能を持ちながらも

不遇の日々を送るバイオリニスト、パガニーニの前に

突如現れたウルバーニは、彼を著名なバイオリニストにしてみせると約束。

ウルバーニはさまざまな手段を用いて名門劇場での公演を成功に導き、

パガニーニは一躍富と名声を手に入れる。

成功後も放蕩生活を送る彼のもとに、ロンドンデビューの話が舞い込む。

(2013年・ドイツ)

 

まずその超絶テクニックに見入ります。

 

色んなアーティストの話を見聞きして、

名声を手に入れた人は道を外れる道を歩くものなのか?とも

思わずにいられません。

勿論、それは名声を得た者にしか分からない理由と原因が

あってのものだとは分かっていますが。

そして、才能があればこそどんなに傲慢でも向こう見ずでも

カバーしてくれる人がいるものなのかもしれません。

有名になれば、様々な人の思惑や裏切りなどがはたらき、

自分の思いだけではやっていけなくなるものです。

結局そういう思いを、芸術など自分の求めるものに

昇華させるしかなくなるのかもしれないな、とも思ったり。

 

後半は意外な展開に、ちょっとついていけなかった部分もあったり、

物語としては今一つ入り込めなかったけど、とにかく演奏がいい。

デイヴィッド・ギャレット演じるパガニーニの狂気的な演奏だけでも、

一見の価値があります。

シャーロットの歌声も美しいです。

 


映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』予告編

Mother

Mother

母は 何も言わなかった

私は 求めていたの

母は 去って行った

私は 今も探している

 

悲しみは悲しみを呼び

苦しみは苦しみを呼ぶ

憎しみが憎しみを産むなら

何故 愛は愛を呼ばないの?

 

母は 背中を向けた

私は 抱きしめられたかったの

母は 壁を立てた

私は いつも伺っていたの

 

苦痛に顔を歪める前に

誰かを否定する前に

裏切られたと嘆く前に

愛され愛する悦びを

何故 素直に受け入れないの?

 

孤独があまりに冷たすぎて

私は狂ってしまいそう

孤独に慣れ過ぎてしまって

誰も愛せそうにないの

 

母は どこにいるの?

私は 探していたの

母が くれた愛を

欲しかった 夢を

私は今も 探しているの

私の中に それを 探しているの

BECK

前回『NANA』を紹介したので、今回も同じく

漫画が原作で映画化された作品『BECK』を。

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これも原作のファンだったので、映画化と聞いて

「やめてくれー」と思いました。

 

平凡な毎日を送るごく普通の高校生コユキが、

偶然天才ギタリストの南竜介と出会い、

才能あふれる千葉、平、サクらとともにBECKというバンドを結成する。

コユキは天性の才能を開花させ、バンドも成功を重ねていく中、

ある日、ロックフェスへの出演依頼が舞い込む。

(2010年・日本)

 

やっぱり原作が好きでこだわりがあるだけに、

観る目が厳しくなっているのは否めません。

逆にあらすじもしらない人が観たら、

話の急展開さについていけないんじゃないかと思いました。

原作の内容を凝縮して話の展開を追いづらいのは勿体ないし、

バンドメンバー以外の登場人物の印象が薄いのも難点かも。

 

そんな中で「この人じゃないんだよなぁ」という感じはあっても、

イメージに近づけてきているのも伝わってきます。

 

レビューをちょっと覗いてみると、

コユキが歌わなかったのがイメージ悪かったみたいですが、

個人的にそこはそれでも良かったと思っています。

(多分歌ってた方がもっと「こうじゃない!」感があったはず)

まあ、確かに終始歌声を聴かせないのはずるいと思ったし、

バックがガンガンに鳴ってる中でコユキだけが浮いているのは

否定しようもありませんが。

 

原作ファンからすると、やっぱり突っ込み所満載だけど、

渇いた感じの音は結構好きでした。


BECK 予告編

NANA

前回紹介した『ソラニン』から、宮崎あおいさんとながりで、

今回は“NANA”を。1と2、どちらも観ました。

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元々原作の漫画を読んでいたので、映画化には反対でした。

 

どこにでもいるミーハーな女の子の小松奈々は、

上京すると途中の列車で、同じ名前、同じ年の大崎ナナと運命的に出会う。

音楽という夢を追いかけるナナの姿に、奈々は惹かれ…。

(1・2005年、2・2006年・日本)

 

先述したように、私は原作のファンだったので、

「映画化」と聞いてまず嫌悪感を抱きました。

漫画の映画化は好きな漫画ほど受け入れ難いものです。

個人的には、それが音楽漫画だと尚更です。

そんな中でも、「一応」と観てみました。

 

ヴィジュアル的には結構再現してるのかなぁと思いましたが、

それ以上には特出するところはありませんでした。

やっぱり映画化はしてほしくなかった、というのが正直なところ。

改めて観ると突っ込みどころが多くて、

1は久しぶりに観ましたが、ここまでひどかったかな?とも。

ただ、宮崎あおいさんはよかったです。

ある意味とても難しい役どころをちゃんと演じられているのは

彼女くらいじゃないでしょうか。

 

2は今回初めて観ましたが、もはやその宮崎あおいさんもいない!

何の情報もなくとりあえず借りてみましたが

奈々も蓮もシンも変わっていて、

もうそれだけで違う映画を観ているようでした。

でも、シンは松山ケンイチさんより本郷奏多さんの方が

イメージとしては合っていました。

 

1・2と、大作ではありますが、

途中から「これは中島美嘉さんと伊藤由奈さんのPVだ」と

観方を変えて鑑賞いたしました。

 

1の主題歌“GLAMOROUS SKY”はL'Arc〜en〜Cielの

hydeさんが作ったロックナンバーです。


中島美嘉 『【HD】GLAMOROUS SKY( ショートver.)』