SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

悠久子のお絵描き17

1.梅雨明けしました。その後天候が良くないですが。

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2.土用の丑の日です。私は鰻には届かず、300円の肝を食べました。

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3.ピアスの片方を失くした悲しさ…そして残った片方も捨てられずにいます。

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4.7月27日はスイカの日です。

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5.8月2日はパンツの日。ハーブの日でもあります。

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リバちゃん大活躍。個人的には鰻リバちゃんが好き。

歌い手魂其の百十六・Diana Ross(The Supremes)

『キャデラック・レコード』の流れからEtta Jamesを紹介したので、

今回は『ドリームガールズ』の流れから「モータウンの女王」Diana Rossを。

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ドリームガールズ』は元々Diana Rossが所属していた

『The Supremes』をモデルに描かれていると言います。

 

Diana Rossと言えば“If We Hold On Together”は

思い入れが深く、とても素晴らしい曲です。


Diana Ross - If We Hold On Together

中学生の時に、英語の時間で習いましたが、

それ以来近くにいてくれる力強くて温かい曲。

 

『The Supremes』のリードシンガーとして1961年にデビュー。

グループとしても数々のヒット曲を出しましたが、

個人的に思い入れの深い曲は“You Can't Hurry Love”です。


The Supremes - You Can't Hurry Love- 1966

大学の軽音楽部の時、ブラックミュージックのカバーユニットを

組んでいて、その時に歌っていた曲です。

カタカナで英語を聴きとっていたのをよく覚えています。

 

元々Diana Rossが目立っていた『The Supremes』ですが、

1967年からは『Diana Ross & The Supremes』にグループ名を変え、

1970年にグループを脱退しソロデビュー。

同年に“Ain't No Mountain High Enough”をリリース。


Diana Ross ◊ Ain't No Mountain High Enough ◊ 1971

包み込むような温かみのある声が印象的です。

 

“Theme From 'Mahogany'(Do You Know Where You're Going To)”も

ソロ初期の代表曲の一つで好きな曲ですが、

私がこの曲を初めて聴いたのはMariah Careyのアルバムでした。

美しくてどこか切ない旋律が心に残ります。


Diana Ross Theme From Mahogany Do You Know Where You're Going To 1975

Mariah Careyの他にJenifer Lopezなどもカバーしている名曲。

 

1971年にBilly Holidayの伝記映画に主演していたとは初めて知りました。

私の中でDiana RossとBilly Holidayがあまりリンクしないのですが、

レンタルしてたら是非観てみたいと思います。

また映画『Wiz』ではMichael Jacksonとも共演していて

その中の“Brand New Day”は大ヒットしたそうです。

オズの魔法使い」のリバイバル作品ですが、

楽しそうな雰囲気がこの曲を聴くだけでも伝わってきます。


The Wiz - Brand New Day

Diana Rossが映画に出ていたというのはイメージになかったので、

とても新鮮な感じがしました。

 

デュエット曲と言えば、Lionel Richieとの“Endless Love”が有名。

二人のハーモニーが秀逸。


Endless Love - Diana Ross & Lionel Richie

今やデュエット・バラードの定番曲です。

 

1980年リリースの“Upside Down”はそれまでのDiana Ross

イメージとは違ったディスコナンバーで面白いです。


diana ross upside down

こういう曲を歌っても柔らかい歌い方が変わらないのが、

彼女のオリジナリティでもあるんだと思います。

 

1984年に亡くなったMarvin Gayeに捧げた“Missing You”がヒット。

二人は1973年にデュエット曲を歌っていました。


Diana Ross - Missing You

 

錚々たるメンバーとデュエット作やコラボをしたり、

今でも名立たるミュージシャン達に大きな影響を与えたDiana Ross

『The Supremes』時代から計18曲のビルボード1位を獲得していて、

これはビートルズの次ぐ史上2位の記録だそうです。

最後に、やはり『The Supremes』時代の曲から、

“Stop In The Name Of Love”を。


The Supremes - Stop In The Name Of Love

歌声にのった少年

マレーシア映画『タレンタイム』を観た後深く感銘を受け、

今度はこれも初めてのパレスチナ映画『歌声にのった少年』を鑑賞。

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以前から気になっていた作品ですが、

期待していた以上にとても良かったです。

 

紛争地パレスチナガザ地区で生活し、

スター歌手になり世界を変えたいと夢見る少年ムハンマドは、

姉ヌールや友人とバンドを結成し、街中で歌声を披露していた。

弟の才能を信じるヌールは、カイロのオペラハウスに出るという目標を掲げる。

結婚パーティーなどで歌うムハンマドの美しい歌声は、

人々を次々ととりこにしていった。

そんな矢先、ヌールが病気でこの世を去り…。

(2015年・パレスチナ

 

実話を元にして作られた映画で、深く感銘を受けました。

自分の見識の浅さと共に、音楽の可能性を教えてくれます。

 

まず、子供はとても非力なんだけど、無敵だということ。

あまりに澄んだ真っ直ぐすぎる瞳の強さに

ただただ引き込まれました。

子供時代から周りに「黄金の声」と言われるムハンマドの声は、

映画の中でもとても美しいです。

子供たちの表情の豊かさにも観入りましたし、

個人的にカマール先生の言葉が響きました。

 

「歌で訴える」その言葉の重みを感じさせられます。

そしてその「歌で訴える」と言う事に命をも賭した人がいる、

それを知るだけでも得も言われぬ思いに包まれました。

本当に伝わってほしい歌というのは、

こういう歌だよなぁと心底思います。

 

マレーシア映画と同じく、文化や歴史・現状などなど…

今まで映画でもほとんど触れた事のない地域の作品だったので、

世界の広さを感じると共に、自分の興味の広がりも感じています。

『タレンタイム』より一層民族音楽色が強い映画で、

民族音楽が持つ独特の魅力にも取りつかれている私です。

 


スター歌手になるために!映画『歌声にのった少年』予告編

タレンタイム~優しい歌

先日映画館に行ってきたばかりの作品、

単館系のマレーシア映画『タレンタイム~優しい歌』です。

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今は亡き伝説の映画監督と言われるヤスミン・アフマド監督の

最高傑作と謳われています。

因みに、ヤスミン監督のお祖母様が日本人だそう。

 

マレーシアのとある高校で、毎年恒例の“タレンタイム”という

芸能コンテストが開催される。

裕福な家庭に育ったムルーはピアノの弾き語りで参加することに。

耳の不自由なマヘシュは、練習期間中バイクで

彼女の送り迎えをすることになり…。

(2009年・マレーシア)

 

マレーシアの映画は初めて観ましたが、

色んな文化や宗教・人種などが入り組んだところで

この映画にもマレーシア語・英語・中国語が飛び交います。

そして、その色んな背景がそれぞれ色濃く息づいているからこその

深みのある作品でした。

 

観終わった後、胸にじんわりと熱く込み上げてくる

何とも不思議な感情にポーッとしてしまいました。

サブタイトルの「優しい歌」という表現に、とにかく納得します。

 

それこそ、登場人物や文化・宗教観などが複雑で、

序盤はそのストーリー設定についていくのに一生懸命でした。

フライヤーで前情報を読んでおいてよかったなぁと思いました。

とても悲しくもあるのですが、とても強くて、そして優しい…。

色んな感情が行き交うのですが、温かい印象に包まれました。

 

この作品は、観れば観るほどにまた深みを増すような気がします。

個人的にもまた観たいと思いましたが、

こういう単館系の映画って中々DVDレンタルも

してなかったりするのでもったいないなぁと思います。

劇中の曲は基本的にオリエンタルなんだけど英語の曲が多かったし、

ムルーとハフィズの歌がとても良かったので

サントラもあれば是非とも聴きたいです。

 


『タレンタイム~優しい歌』予告編 Angel ver.

歌い手魂其の百十五・Etta James

前回紹介したBeyonceが、『キャデラック・レコード』で演じた

伝説的なブルースシンガー、Etta James。

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最初に彼女を聴き出したきっかけはおぼろですが、

ブートDVDを買ってまで観ていました。

その時のパワフルな印象が今も残っています。

 

やっぱり“At Last”は特別な曲です。


Etta James - At Last

何とも熟した奥深さ。

 

幼い頃からゴスペルの合唱団に所属していたEtta Jamesは、

友達とグループを組んで14歳の時にオーディションを受け、

個人でレコード会社と契約。

1955年に“The Wallflower”をリリース。

動画はありませんが、聴いた事がある人も多いのでは。


Etta James - The Wallflower

 

1960年、チェス・レコードと契約。

映画『キャデラック・レコード』はこのレコード会社との

軌跡を描いた伝記映画で、とても興味深いです。

“Tell Mama”は私のリスペクトするJanis Joplinもカバーしていて、

何度となく聴いています。

John Lee Hooker、Santanaとのコラボ映像でさらに燃えます。


John Lee Hooker, Carlos Santana and Etta James - Tell Mama - Fillmore Auditorium (Official)

 

“I'd Rather Go Blind”も代表的な曲の一つで、

“Tell Mama”と同じ頃のリリース曲。


Etta James - I'd Rather Be Blind (Live at Montreux 1975)

こんなに若いEtta Jamesの歌っている姿は初めて見ました。

 

動画を検索していたら“Ain't Nobody Business”を

Gladys Knight、Chaka Khan、BB Kingという

かなり豪華なメンバーで演奏しているものがありました。


Etta James, Gladys Knight and Chaka Khan - Ain't Nobody Business (live BB King & Friends) [HQ]

それぞれ素晴らしいし、すごい迫力。

 

1994年にリリースされたアルバムの中では

Billy Holidayの曲もカバーしています。


Etta James - Don't Explain (HQ) (Audio only)

 

個人的には“All I Could Do Was Cry”は外せません。


Etta James - All I Could Do Was Cry (live)

 

2012年に白血病の合併症ために亡くなったEtta Jamesですが、

前年の2011年までCDもリリースしているという精力。

どんな姿でも歌い続けるという姿勢を崩さなかった彼女に、

心から敬意を表したいです。

最後に、Chuck Berryとのコラボ動画、“Rock and Roll Music”。

最高にクールです。


Chuck Berry & Etta James - Rock and Roll Music (1986)