『糸』と『命の別名』
『聖者の行進』というドラマを見ていた方はいらっしゃるでしょうか。
今までドラマはあまり見てなかった私ですが、聖者の行進は珍しく見ていました。
知的障がい者に的を当てた物語で、その中で巻き起こる出来事に、
遣る瀬無さや不条理感を抱かずにはいられませんでした。
随分前のドラマなので、朧げにしか覚えていませんが、
ストーリーは勿論、中島みゆきさんの歌う主題歌がとても印象的でした。
それが『糸』と『命の別名』。
糸はBank Bandがカバーしているので、それをきっかけに知った人も多いかと思います。
私も何度か歌わせて頂いた事があります。
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
…とても深く暖かい曲です。
一方、命の別名はとても重い曲です。
繰り返す哀しみを照らす 灯をかざせ
君にも僕にも すべての人にも
命につく名前を「心」と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも
サビの部分だけ抜粋しましたが、
どちらの曲も歌詞を読んで頂きたい。
当時の私はその歌詞に衝撃を受け、共感し、また、励まされました。
久しぶりに聴こうと思って探したけど、糸しかなくていささか残念。
個人的には命の別名の方がインパクトを受けました…
改めて二つの歌詞を読み返すと、実に色々と考えさせられます。
聴いた事がない方は、是非一度聴いてみて下さい。
では、次は「い」でバトンタッチ
悠久子