命の息
命の息
誰が吹きかけたか 耳の奥の向こう
温もりが聴こえた
深く深く愛した あなたの為に
今 私が生きているように
私を包んだ腕が 私を撫でた手が
もう此処には見当たらないけれど
「もう大丈夫 一人で立てる」と
そう 言ったものね
あなたの息と 私の息が
交わる瞬間の奇跡を思う
何度も何度も溶けてしまったのに
今もこうして 生きてるの
誰と出逢って行くの?
失い続けても 空っぽになれなくて
感覚さえ閉じ込める術を知って
今 私は笑っていられるの
私を愛でた指が 私を許した目が
もう此処には見当たらないけれど
「もう大丈夫 歩いて行ける」と
そう 誓ったものね
愛された記憶は 愛せる自信になれるわ
静寂に鼓動にも似た 命の息が聴こえるわ
あなたの息と 私の息が
交わる瞬間の奇跡を思う
何度も何度も溶けてしまったのに
今もこうして 生きてるの
あなたと私の 命の息が
あの日のように交わらなくても
いつでもどこでも 生きている限り
心の奥で 感じるの
命を 命を 聴いていくの
試聴muzie