SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

instrumental(CDシングルについてるやつ)

どーも、Deeです。
今回は「い」なので「instrumental(CDシングルについてるやつ)」でいきます。

instrumental(インストゥルメンタル)は通常、ボーカルなしの楽曲のことを指します。
ジャズ・フュージョンのような、メロディを楽器にて演奏するものが主ですが、
最近のシングル盤には、所謂カラオケ用のトラックにinstrumentalと名づけられ
収録されていたりします。

Livaealでも度々取り上げられるエレファントカシマシのズレてるほうがいいのシングル盤にも
instrumentalトラックが収録されています。

・音楽クリエイターとしてのinstrumentalトラックの使い方
王道の使用法としては、やはりカラオケ用なのですが
音楽クリエイターとしたらボーカルを覗いたアレンジをつぶさにチェックすることができます。
さらにはセンターにあるボーカルトラックが抜かれたことで
バンド楽器やストリングス、コーラスの定位を確認することができます。
ミックスダウンを行う人はinstrumentalトラックを確認してみると新しい発見があるかもしれません。
バンドモノは、ミックスダウンのセオリーがある程度固められているのですが
テクノ系だと大胆なミックスが施されている場合があったり・・・。
(実際には中田ヤスタカさんが関わる作品ぐらいしか、
シングルCDでinstrumental収録ってないかな・・。)

またHiphop、EDM系のサウンドメイキングの心得があれば
リフやサウンドをサンプリングして、自分だけのループトラックを作成することもできます。
ボーカルが抜けたことで使える音ネタも増えることでしょう。

楽器を演奏するミュージシャンにとっては曲のコピーもしやすくなりますね。

・ボーカル有り・無しでミックスが違って聞こえることがある
注意深くボーカル有り・無しのトラックを比較してみると、
ミックスが違って聞こえることがあります。
歌有りのバージョンより特定の楽器が目立って聞こえるようになったりします。
これは、ボーカル有無に関わらず音圧を上げるためのマスタリングの設定が同一であるため
ボーカルが抜けた分、他の楽器が前に出たように感じるためと考えます。
イントロのバランスが変わらないのに歌のバックでバランスが変わったと
感じるなら、ほぼこのパターンで間違いないかと思います。

・どーでもいいけど、カラオケ音源にまんま採用してくれたらいいのに
カラオケのMIDIで作られたトラックって嫌いです。
特に、ギター中心の楽曲に関して。やっぱりギターを打ち込むとカッコ悪いです。
まんまinstrumentalトラックが使えたらいいのに。
DAMには音質を追求したカラオケマシンがあるようですね
打ち込みじゃなくて生演奏でバッキングトラックを録音してるものもあるようです。

・CDが売れなくなった時代
CDの販売数が減ってきて音源の発表形態も変わってきています。
2015年 オリコン上半期シングルランキングトップ100を見ると
100万枚を超えたのは1、2位のAKB48の2曲。
10万枚を超えているのは32位まで。
http://www.tnsori.com/2015-oricon-single-first-half-top100

10年前の2005年では100位も10万枚超えているので
全体的には随分落ち込んできているようです。

http://www.musictvprogram.com/corner-ranking-2005.html

アーティスト志向のミュージシャンは、今後シングルCDを発表しない可能性も高く
instrumentalトラックも淘汰される運命ですかねー。

次は鬼門の「る」ですぞ、ゆっこ先生。

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