SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

歌い手魂其の六・Freddie Mercury(Queen)


Queen - We Will Rock You (Montreal, 1981)

前回Celine DionQueenのFreddie Mercuryをリスペクトしていると書いたので、

今回は彼の事を書こうと思った上で、

最初に“We Will Rock You”を持ってきた次第です。

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Queenは1973年にデビューしたイギリスのバンドで、

ボーカルのFreddie Mercuryは1991年にHIVによる免疫不全が原因となって

45歳という若さで亡くなってしまいました。

と言う事もあり、Queen自体はまだ活動を続けているのですが…

とにもかくにも今回はFreddie Mercuryです。

 

私がQueenを知ったのは大分前だと思いますが、

意識して聴いたきっかけは大学の時でした。

軽音楽部の後輩がQueenの大ファンで、

普段は大人しい(それは先輩の前だけだったと知ってる)彼が

カラオケや飲みの席でははっちゃけていました。

で、よくQueenを歌ってて、私が「そんなに知らんわ~」と言うと、

熱弁を奮った上、翌日CDをコピーしてもってきてくれました。

(そう思い返すとめちゃいいヤツやな)

 

Freddie Mercuryの才能は、とにかく“スゴイ!!”です。

歌声も歌詞も旋律も、ハーモニー・表現方法…

 

Freddie Mercuryのトレードマーク

(勿論それは徐々に身につけたものだと思いますが)である

“口ひげのマッチョが背筋伸ばしてピンマイクを振りかざして歌う”なんて、

考えられなかったと思うし、

それでもそれを堂々としている様は今の私にも“So cool”だし、

それがあってこそのFreddie Mercuryの姿でもあります。

 

この辺でその姿を。


Queen - Another One Bites the Dust (Official Video)

この曲はQueenにしては、と言うより基本的に音数自体も少ない曲ですが、

それでもこれだけのリズム感と深みを感じられるのは秀逸です。

 

と言って、元々私がQueenに対して最初に持った印象は、

オペラやクラシック感のある、とても豪華な感じでした。

日本で流行ったのは“I was born to love you”や“We are the Chanpions"になるのかな。

(特に“I was born to love you”はドラマのタイアップでもありますし)

 

そんな感じで日本にも馴染みのある曲が増えていったQueenですが、

実際ちゃんと聴いている人は、また絞り込まれるのが実情です。

(それは洋邦問わず一面では必ずあるものです)

私も先述した後輩の影響無くしてはそこまで知っていなかったはずです。

(そういうところに音楽の面白さってあるんですよね)

 

私が大阪にいた時に、ミュージカル“We Will Rock You”が来日し、

幸いにもそれを観に行く事が出来たのですが、

Queenの曲をほぼ知らない友達は“Bohemian Rhapsody”を聴いた時に

「これって別の曲?」と尋ねて来ました。

いや、実際、一聴したらそんな印象を受けるのも分かります。

それだけFreddie Mercuryの作り出す曲、いや“楽曲”は、

相当幅広いものです。


Queen - Bohemian Rhapsody [High Definition]

 

年齢問わず(振り返ると年上の方が圧倒的に多いですが)

色んな方達に教えてもらい、

Freddie Mercuryが親日家であったり、

ソロアルバムをリリースしてであったり、

日本語の曲もあったり、彼の本も貸して頂いたり…で

かなり沢山の情報を得て、それによって感じる事もありました。

 

本当にありとあらゆる名曲を作り出し、

表現し続けたQueenでありFreddie Mercuryですが、

「どの曲が一番好き?」と聞かれると、

私は“Show must go on”です。

前回の“Celine Dion”がカバーしていたのも考えると、

その曲の魅力が持つ力、影響力を、今でも感じさせざるを得ません。


Queen (Freddie Mercury): The Show Must Go On (Show Live)

MVもなければLIVE動画もない。

Official siteでも切り貼りの動画と言うのが

何とも悔し悲しいところであります。

この辺で耳馴染みの曲を。


Queen - I Was Born To Love You - 2004 Video

先に述べた様にFreddie Mercuryの奏でる音楽は

オペラにも通じる幅広さを持っています。

それは彼が受けた音楽的影響と、

音楽に留まらない外的・内的要因の表れであるでしょう。

でも、彼は表現方法も素晴らしいながらも、

実際彼の頭の中にオペラ的な要素があったからこその

創作曲であったと言わざるを得ません。

 

私がQueenの曲をちゃんと聴いた時、

私はロックに執着していましたから

刺激を受けたと言っても

当時はQueenが“ロックバンド”とジャンル付けされる意味が

正直全く理解できませんでした。

 

それを経た上で改めて彼らの作品を聴くと、

それこそ私が大好きな“ジャンルに捕われないロック”を

体現していた人なんだと改めて感じます。

 

これだけ多くの作品、しかも内容も濃い曲ばかりを作り続けた人がいる。

その何たるかをそれぞれが勝手に得て、感じて、考えられる時代だからこそ、

ちゃんと聴いてほしいミュージシャンの一人です。

こういう映像を観ると(※映像のみです)

“人には歴史あり”なんだなぁと思いますよ。


Freddie Mercury FIRST VIDEO FOOTAGE 1964!!!

与えられた人生を自分らしくどう生きるか、

そんなところまで感じ、考えてしまいました。