歌い手魂其の十二・Whitney Houston
前回Simon&Garfunkelの“明日へ架ける橋”の動画を観ていたら、
Whitney Houstonもカバーしていたので
その流れで今回は偉大なる歌い手だったWhitney Houston。
1985年にデビューしたWhitney Houstonですが、
記憶にも新しい、2012年に48歳という若さで亡くなりました。
今でもその時の記憶は鮮明に覚えています。
仕事の休憩中にネットニュースをチェックしていた時に彼女の死を知りました。
かなりショッキングで、まずそのニュースを疑いました。
Michael Jacksonの時もそうでしたが、
(個人的にはWhitney Houstonの方が馴染み深かったので、よりショッキングでした)
偉大な人が亡くなると言う事は、
その事実を受け入れるまでに時間がかかるものです。
そんなWhitney Houstonですが、
言わずもがな“I Will Always Love You”は自身最大のヒット曲で
それで彼女を知った人は想像に易いでしょう(私もそうでした)。
I WILL ALWAYS LOVE YOU BY WHITNEY HOUSTON
いやぁ、とにかく鳥肌ものです。
声の太さ、声量、音域、地声とファルセットの使い分け、ビブラート、フェイク…
どこにその根本が詰まっているのか、
彼女の様な歌い手さんを見る度に不思議でたまりません。
(因みに、この映像を見て、
Christina Aguileraが彼女の影響を多大に得ていたと言う事を実感)
2010年に来日した際、悩んだ挙句行かなかった事が残念でありません。
音楽に限らず、人はいつどうなるのか分からないもの。
話は飛躍しますが、その時に会いたい人、観たい人がいるのなら、
その時に行動するべき、と思う限りです…
数多くのヒット曲を残したWhitney Houstonですが、
その中でも記録に残っているのが“Saving All My Love for You(すべてをあなたに)”。
Whitney Houston - Saving All My Love For You
この曲はWhitney Houstonのセカンドシングルで、
この曲から7曲連続で全米シングルチャート1位の記録を打ち立て、
その記録はビートルズの6曲連続を超える新記録だったそうです。
私は先述の“I will always love you”をきっかけに、
彼女の二枚組のベスト盤『The Greatest Hits』を聴くに至りました。
その中で個人的に思い入れのある曲は“Run To You”。
WHITNEY HOUSTON: Run To You - HD - HQ (original sound)
この曲も映画『ボディガード』の挿入歌ですが、
ベスト盤を聴いた時はそれを知りませんでした。
“I Have Nothing”もそうですが、
観たつもりでいて実際ちゃんと観た事がないので
改めて映画も観てみようと思います。
どんな家庭環境下で生まれようが、
その努力なくして開花しないのは当然ながら、
Whitney Houston自身、周りも優れた人が多かったのも事実です。
母親も歌手で、従姉にはDionne Warwickなど、
血縁関係ではないもののAretha Franklinとも親しかったそうです。
Mariah Careyとのデュエット曲もリリースされましたが、
今考えてもすごいタッグですよね。
(Mariah Careyについてはまた後日…)
これだけガチでやられるとまずはすごいとしか言いようがありません。
Whitney Houston - When You Believe
でもディズニー物はほとんど観ているはずなのに、
『プリンス・オブ・エジプト』って観てないかもしれない…
あまりヒットしなかったのかな。
まあ、Whitney Houstonについては曲も勿論の事、
その曲によっての思いなど、色々と思う事があります。
結局、薬物死亡説が濃厚だし、
悲しいながら今日本の芸能界でも薬物問題は事欠きません。
そういう目線からドラッグを見ると、
またそれはそれで色々考える事はあります。
結論「薬物、ダメ、ゼッタイ」みたいな標語に落ち着くのですが…
とか何とか書いてたらキリがないので話を元に戻します。
(もうすぐ終わります)
前回のSimon & Garfunkelのように、
過去の栄光を持ちながら今なお活躍しているアーティストが多々いる中で
やっぱりWhitney Houstonの様に若くして亡くなったアーティストも沢山います。
命を落とすことは残念で仕方ないのですが、
こうして大きな影響を与えてくれているのも事実です。
最後に、Whitney Houstonの中で私が一番好きな曲、
“One Moment In Time”。
彼女の命は亡くなってしまったけれど、
きっとその“One Moment In Time”を生き切ったんだと、
だから今でも誰かの中で生きているんだと、
それは彼女だけに限らず、そう思います。