SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

ピッチ・パーフェクト2

前回の『ピッチ・パーフェクト』に引き続き、

今回は『ピッチ・パーフェクト2』を。

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ピッチ・パーフェクト』から3年後の学生女性アカペラグループ

“バーデン・ベラーズ”の活動が描かれている近作品。

今までの(映画全体の)イメージから、

こういう映画は、2を作っても1の方が良かったと思う事が多かったですし、

ピッチ・パーフェクト』自体私はそんなにハマらなかったので、

「一応観てみるか」位の意識で観てみました。

そしたら意外に、2の方が大分面白かったです。

 

学生アカペラグループで女性チームとして優勝を飾ったバーテン・ベラーズが、

ステージ上で一度失敗をしてしまった事で大会に出られなくなるが、

一度のチャンスにかけ奮闘する。

しかし、自分自身の問題も抱えつつ、その中の葛藤でもがく。

 

たくさんの名曲をアカペラで奏でるという、アカペラ自体の魅力も満載。

一方、カバーだけではなくオリジナル・自分の個性や付加価値を

どう見出せばいいのか、

それに悩む主人公ベッカの気持ちにも共感出来ます。

 

歳を経るにつれて、

今までは仲間内だけの結束などに素直に向き合っていただけの事が、

それだけではいけなくなっていくものです。

それはアカペラや音楽の世界だけではありません。

そういう“時の流れ”とともに、

仲間と分かち合う事、自分自身で見つけなければいけない事等々、

多方面に派生していくのは生きていく上で避けられない事実です。

そんな成長過程を、音楽とともに表現している事もあり、

一作目より真剣に見る事が出来ました。

 

また、アカペラの技術やアレンジ、

即興の質もかなり高くなっていて

(対戦相手が世界に広がっているから当然ではあるけど)、

1より断然、見応え・聴き応えのある作品でした。

これも1に引き続き、最後の曲を。

1のfinalと見比べても、その幅が広がっているのが分かります。


Barden Bellas - Pitch perfect 2 final Performance

 

3も出るようですが、なるほど最後は次にまた繋がるような終わり方をしていました。

ここまできて3がどんな音楽を奏でてくれるのか、

期待する気持もあり、がっかり感を用意している気持もある私ですw

 

因みにエンドロールで流れている映像も贅沢です。

アメリカでどれだけ国民的需要・影響力がある映画かを、

何となくですが感じさせられたりします。