歌い手魂其の三十五・Cyndi Lauper
前回のCeltic Womanがカバーしている曲として紹介したので、
今回は親日家としても有名なCyndi Lauper。
とにかく色んな意味で爆発力が半端ないです。
1980年にバンドでデビューするも、
商業的、時代の音楽観などの問題からバンドは解散、
自己破産までに至ったなんて全く知りませんでした。
私がCyndi Lauperの曲を始めて知ったのは
モノマネ番組で歌われた“Girls Just Want To Have Fun”です。
小さい頃モノマネ番組を見て、それで知った曲も結構ありますから
モノマネと言えど、侮れません(そしてそれも一つの文化です)。
Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have Fun (Official Video)
他にも洋楽のモノマネも勿論やっている人はいましたが、
とにかくその曲の印象が強烈だったことを覚えています。
パワフルでポップでキュートで…
画像検索しただけでもカラフルでパンチがあります。
前回Celtic Womanで紹介した“TRUE COLORS”は1986年のヒットソング。
Cyndi Lauper - True Colors (Live Letterman 1986)
中学生の時にUSA for Africaの“We Are The World”を
授業の一環で観て(この曲に関してはまた後日)、
そりゃ色々感じた事、考えた事はありますが、
その中でもCyndi Lauperの存在感は異質でした。
そんな私がCyndi Lauperを意識して聴いたのは
大学の時に友達がカバーしてた“Time After Time”。
今はLivaealでもカバーさせて頂いているスタンダード曲ですが、
この曲をCyndi Lauperが歌っているとは思いもしませんでした。
しかもシングルカットは1984年と言う
Cyndi Lauperの中でも割りと初期の頃の作品です。
Cyndi Lauper -- Time After Time [[ Official Live Video ]] HD
最初に書いたように、親日家として知られるCyndi Lauperは、
来日の数も多いですし、災害が起きた時に真っ先に駆けつけてくれる、
色んな意味でとても素晴らしい方だと思います。
勿論それは日本だけに限らず、様々なチャリティー活動もされています。
平成2年には紅白にも出演しています。
Cyndi Lauper- I Drove All Night (Japan's Red and White Music Competition) (HQ REVAMPED UPCONVERTED)
グラミー賞だけでなく、エミー賞・トニー賞まで獲っているという
偉業も、ただただ感服です。
オリジナル曲は勿論沢山ありますが、数々のカバーもしていて、
2003年には『At Last』と言うカバー・アルバムもリリースしています。
これは聴いた事がないので、是非とも今度聴いてみたい作品。
(ちなみにAt LastはChristina Aguileraの回で紹介したEtta Jamesの曲)
その中に収録されたものではないですが、
The Beatlesの“Strawberry Fields Forever”。
Cyndi Lauper - Strawberry Fields Forever
最新のアルバムは『Memphis Blues』。
彼女のベースがBluesだとは意外でしたが、
これまでかなりの音楽を奏でてきたからこその音の深みがあります。
そして、今尚こんな歌声を持ち続けている
Cyndi Lauperの素晴らしさと奥深さを感じられます。
Cyndi Lauper - Just Your Fool (feat. Charlie Musselwhite) (Live) HQ
活動は勿論の事、パフォーマンスもまだまだ健在。
一度は生LIVEを観たいアーティストの一人です。