歌い手魂其の四十二・森山直太朗
森山良子さんを紹介したからには避けられない(?)ので、
今回は森山直太朗さん。
勿論、森山良子さんの息子さんではなくても、
純粋に素敵で魅力的な歌い手さんです。
2002年にデビューした森山直太朗さん、
一躍有名になったのは2003年リリースの“さくら(独唱)”。
当時の私はちょっとひねくれていたので、
「いい曲だ」とは思っていても
その先に入ろうとは思いませんでした。
その時の自分を思い返すだけでこそばゆいし、
そういう「時期」をありありと思い出せる曲であると言う事自体、
とても大事で、力を持った曲だったのだと
今となっては思います。
事実かどうかは知りませんが、
森山良子さんと言う母があって
それに反発していた時あったとか。
最初に「森山直太朗」としてではなく
「直太朗」として活動していたのは
そういうバックグラウンドがあったのかもしれません。
8月も後半を迎えて、関東は大分涼しくなりました。
まだ西日本は夏真っ盛りみたいですが。
季節の移り変わり、空気の変化…
我々日本人には、そういう素晴らしくて美しい
そして独特の「四季」があります。
だからこそ、個々人が感じる季節と風景、
それにともなった感情がある。
“さくら”も勿論その「季節」代表の曲ですが、
今の時期に沁み入る森山直太朗さんの“夏の終わり”。
『ミュージックフェア』って、素晴らしい番組だと思います。
あんまりリアルタイムでは見れない番組ですが、
前回の森山良子さんのコラボ曲もそうだし、
普段見る事が出来ないコラボレーションをしてくれる。
こうしてアップしてくれる人にも感謝です。
独特の歌い方とファルセットの遣い方の妙、
楽曲の素晴らしさ、心の奥に響く歌詞。
世界観には舌を巻きます。
壮大さと力強さが多くのメッセージを伝えてくれる
“生きとし生ける物へ”。
以前、男女デュエット曲を探していた時、
森山直太朗さんとSalyuさんが歌っていて感動した“愛し君へ”。
この映像を観た後に森山直太朗さんのオリジナルを聴きましたが、
あまりに切なく、涙が流れました。
今回はお二人で歌っている映像を。
歌詞もメロディーも秀逸なのですが、
お二人のハーモニーがまた素晴らしいです。
心震える曲を沢山書き、歌いあげる森山直太朗さんですが、
キャラクターがまたいいですね。
たまたま去年のFNS27時間テレビのドリームカバー歌謡祭を観ていて
(その時は“銭形平次”を歌っておられました)
それまでのイメージとのギャップがすごくてびっくりしました。
実はオリジナル曲でもコミカルなものもあるんですよね。
コミカルとはちょっと違いますが、
最後に今日初めて聴いた曲、“うんこ”(それが締め括りかいっ)。
着眼点がユニークで素敵です。
昨年活動小休止した森山直太朗さんですが、
すぐに活動を始めたところもやっぱり彼は歌うべき人間なんだと
改めて思いました。