ニッチなギターテクニック練習研究(006):スウィングジャズギター入門
どもdeeです。
今回はスウィングジャズギター入門です。
ジャズギターとなると華麗なアドリブなおしゃれなコードワークが
注目されがちですが、ヨーロピアンジャズやビッグバンドに見られる
小気味いいスウィングリズムギターも魅力的です。
このスタイルをフラットトップのアコースティックギターの
バッキングにも是非取り入れてみましょう。
■なにはともあれリズム!リズム!リズム!
通常はピックを使いますが自分はフィンガーピッカーなので
ピックは使いません。
ダウンピッキングのときは人差し指と中指のツメを当てて、
アップピッキングのときは親指のツメを当ててピッキングしてます。
ピッキングについてはこちらも参考にどうぞ。
意識する点はコードの各弦がバラバラに鳴っているように
聴こえず音の塊となって聴こえるようにシャープにピッキングすることです。
基本はジャッ・ジャッ・ジャッ・ジャッと4ビート(2ビート?)を
ダウンピッキングのみで出していきます。
アップピッキングは装飾的に挟んでいく感じになります。
アクセントは1・3拍目となります。
■コードワーク
スウィングジャズギターの場合、機関車のような
ノリを出す為、全ての弦を鳴らすのではなく
大体6弦、4弦、3弦しか使わないことが多いです。
3音しか使えないので当然、コードフォームは省略した形となります。
ここではよくあるKey=Gの12小節のブルース進行での演奏をやってみます。
コードのフォームですがC7とD7に関してはルートも省略し
6弦(5度)の音を鳴らしてます。
5弦は6弦を押えている左手の指で軽く触れミュートします。
下は実際に演奏してみた動画です。2周してます。
— livaeal (@livaeal) 2016年8月17日
■さらにコードワーク
少ないコードでも雰囲気が出ますが
ベースラインを動かしてジャズっぽさを
増してみましょう。下にTAB譜を置いておきます。
各小節の解説です。
01:G7の解釈で、ルート→から3rd(B)にベースが動いているイメージです。
02:C7です。
03:G7の3rd(B)ベース→D7みたいな動きです。
04:01と同じ動き。
05:C7の6弦8フレットルートの形です。
06:C#dimになります。
07:GですがベースがD→Bに動いているイメージです。
08:E7です。
09:A7です。
10:D7です。08からドミナントモーションで続けます。
11:01と同じ動き。
12:A7→D7のイメージです。
音楽理論に基づいてますが、弾いているときはそういうことは
あまり考えてません。
慣れてくるとどういう動きがサウンドするか
解ってきますので沢山弾いてみてください。
そのほかの入門シリーズもよかったらどうぞー。