はじまりのうた
『once ダブリンの街角で』に引き続き、
ジョン・カーニー監督の『はじまりのうた』。
その世界観は前作品と変わらず、音楽満載で見応えがあります。
ミュージシャンの恋人デイヴと共作した曲が
映画の主題歌に採用されたのを機に、
彼とニューヨークで暮らすことにしたグレタ。
瞬く間にデイヴはスターとなり、
二人の関係の歯車に狂いが生じ始め、
さらにデイヴの浮気が発覚。
部屋を飛び出したグレタは旧友の売れないミュージシャンの家に居候し、
彼の勧めでこぢんまりとしたバーで歌うことに。
歌い終わると、音楽プロデューサーを名乗るダンに
アルバムを作ろうと持ち掛けられるが…。
(2013年・ドイツ)
アルバムはお金をかけずに街中での録音。
音楽は作ろうと思えばどこでも出来るんだという事を
つくづく感じさせられましたが、
それも国によって文化がやっぱり違うとも思いました。
日本でやったらすぐ警察に通報されそう…。
でも、やり方次第で既成概念を取り払ったら、
幾らでもアイデアは出来るんだと気づかされました。
映画自体そんなに爆発的なものはなかったけど、音楽は前作同様良くて
ちょっと切なさが残りますが、穏やかな気持ちで観る事が出来ました。
キーラ・ナイトレイの歌声はちょっと新鮮だったし、
何と言ってもMaroon5のAdam Levineの歌は流石です。
映画『はじまりのうた』アダム・レヴィーン(マルーン5)特別ミュージッククリップ
ジョン・カーニー監督の最新作『シング・ストリート』も
今上映されているみたいで、観るのが楽しみです。