ラスト・ソング
前回の『戦場のピアニスト』もほぼピアノを弾くシーンはありませんでしたが、
これはまた全然違った趣旨だった『ラスト・ソング』。
前回の『戦場のピアニスト』は音楽映画ではなく戦争映画だと言いましたが、
今回は音楽映画ではなく、青春映画でした。
母と離婚した父と夏休みを過ごすため、
弟と共に小さな海辺の町にやって来たロニー。
しかし、父との久々の再会にぎこちなさを感じ、
父のコテージに居づらくなってしまったロニーは、
海岸で知り合った青年ウィルと次第に親しくなる。
(2010年・アメリカ)
何でこのDVDを借りたか、と言う訳は、
あらすじの中に「ピアノを弾けなくなった少女が…」
みたいな記述があったからなんですが。
実際観てみたら、それはピアノでなくても良かったし、
主人公がピアノを弾くシーンは一回だけです。
『きみに読む物語』の原作者が書いた話だと書いてあり、
何となくですが「はずれはないでしょ」と思って
借りてみたものの…これ以上の感想は止めておきます。
ピアニスト特集として今回で4度目。
今までの3作品は、テーマは勿論違うものでしたが、
その作品毎に深みと重みがあるものでした。
そのギャップがあったのは否めませんが、
今回の作品は、人にお勧めする力には欠けたかなぁ…