歌い手魂其の六十二・矢野顕子
今のところ平日は「歌い手魂」を、
土日は「音楽映画」を更新している悠久子です。
この三週間、「音楽映画」コーナーでピアニスト特集をしていたので、
今回はピアニスト兼歌い手さんを紹介しようと思い、
まず思いついたのが矢野顕子さんでした。
それにしても個性と才能で溢れた方です。
最近、矢野顕子さんのコラム集を読みました。
沢山の曲を作られている矢野顕子さんですが、
個人的に矢野さんの曲をちゃんと聴いた事はほとんどありません。
その中でも印象深いのは“ひとつだけ”でしょうか。
「二度と同じ演奏をしない」と言うのがよく分かります。
セッション・ミュージシャンとして1973年から活動、
1974年に“或る日”でシングルデビュー。
18歳でデビューし、19歳で妊娠・結婚していたとは
思いもよりませんでした。
楽曲提供はしていたようですが、
1976年にデビューアルバム『JAPANESE GIRL』を発表。
その中から“電話線”。
何だか、色々ととにかく天才的です。
YMOの活動にも参加していたとは全く知りませんでした。
1980年リリースの“ごはんができたよ”は、多分何かのCMになったはず。
なんだか、懐かしくて温かい気持ちになります。
シングルヒットの曲はほとんどありませんが、
1981年リリースの“春咲小紅”はオリコン5位のヒット曲。
これはザ・ベストテンの映像のようです。
演奏していいる方達も凄いです!
矢野顕子 「春咲小紅」1981 with 坂本龍一 高橋ユキヒロ 大村憲司
洋邦問わず、沢山のアーティストさんと共演している矢野顕子さん。
THE BOOMの宮沢和史さんとの“二人のハーモニー”はとても素敵な曲。
Pat Metheny・忌野清志郎さん・大貫妙子さん・
最近では森山良子さんとのコラボユニット
『やもり』が気になっている私です。
因みに、ジブリ美術館で、
日によって上映されているミニ映画があるのですが、
私が行った時は『水グモもんもん』でした。
この『水グモもんもん』と『やどさがし』には
矢野顕子さんが声優として出演されているそうです。
(『崖の上のポニョ』にも出演されています)
今でも精力的に活動をされている矢野顕子さん。
一度はライブに行きたいアーティストの一人です。
最近は結構上原ひろみさんと一緒に出演されているのも多いようですが、
二人の才能がぶつかり合って、圧倒されました。
最後に、矢野顕子さんの代表曲の一つであり、
高校の詩の教材にもなったという“ラーメン食べたい”を。
ラーメン食べたい気持ちが吹っ飛びます。
矢野顕子×上原ひろみ - 「ラーメンたべたい」 ライヴ・クリップ