ニッチなギターテクニック練習研究(011):カポについて
ども、Deeです。
今回のニッチ~はカポについて。
カポタスト:
ギターの指板に装着し、従来のコードの押さえ方での
実音を高くすることで移調を可能にした器具です。
例えば、コードのFのようなバレーコードがたくさん出てくるような
曲の際に対しカポを使用し、押さえやすいコードに変換して
演奏することで同じ響きを得ることができます。
本来の使い方はこんな感じですが練習に積極的に利用することを
自分は考えてます。
■カポを使用すると。。。
カポをギターに装着すると移調の他、
こんなことがギターに起こります。
・開放弦を使っているとき弦高が下がる
・開放弦より高いフレットを使う為、フレット間隔が狭くなる
クラシックの曲を練習してみるとわかるのですが
手の小さい人には押えにくいコードフォームが
沢山でてきます。
弦高が低くなりフレット間隔が狭くなることでコードを
押えやすくなるメリットが発生します。
そのため移調が不要なインスト曲であっても
ギターを弾きやすくするためカポを使うという選択肢が
あっていいと思います。
フラメンコなどは2フレットにカポを装着することが
基本となってます。弦高を低くすることで
フラメンコ特有の潰れたトーンを得やすくします。
古典クラシック曲などは元々、現在のギターより
小さかったと言われています。
カポを装着したほうが弾きやすい
■カポの種類
カポにはいくつか種類があります。
・ネジ式
装着した後、ネジを締めて押さえ具合を調整できます。
装着に少々時間がかかりますが、押える力を調整できる為
ピッチが安定します。
・バネ式
バネの力でカポがネックを挟み込みます。
ワンタッチで装着できますが、ピッチがシャープしがちです。
装着後にチューニングの確認が必要です。
・ベルト式
巻きつけてベルトのように留めて使います。
ネジ式のもっと原始版と思えばいいでしょう。
他のカポと違ってベルトの間隔とネックの太さが合わないと
ビビりの原因となったり、演奏中の外れたりしてしまいます。
■特殊系カポ
最近ではアイデアに富んだカポが販売されてます。
①各弦独立タイプ
通常のカポなら1~6弦全てを押えてしまいますが
各弦ごとに押えるか押えないか選択できるタイプです。
チューニングは変えずオープンコードができます。
②移調タイプ
カポを装着した後に抑えるフレットを移動できます。
半音上に転調する曲に対応できます。
でも曲中に移動するタイミングが独奏だと
難しいですね。
③ネジ・バネハイブリットタイプ
ネジで押さえ具合を調整できる構造になっていながら
装着はバネ式になっているタイプ。
より自分に好みのトーンを得られます。