SHIINBLOG

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

Dearダニー 君へのうた

レンタルDVDのあらすじを読んで、

面白そうだったので借りてみました。

f:id:livaeal:20160920215358j:plain

とは言え、レンタルDVDのあらすじだけで当たりだった作品は

あんまりありません。

その中でも、この作品は期待値を越えて面白かったです。

 

ジョン・レノンが新人アーティストに宛てた励ましの手紙が、

数十年を経て本人に届いたという実話から着想を得たドラマ。

作曲活動から離れて何年もたち、

人気アーティストとしての盛りも過ぎてしまったダニー・コリンズ。

そんなある日、マネージャーから古い手紙を見つけたと渡される。

それは駆け出しだった43年前の自分にジョン・レノンが送ってくれたもので、

富や名声に自分を見失わず、音楽と真摯に向き合うようにとつづられていた。

それを読んだ彼は人生をやり直そうと決意してツアーをキャンセルし、

一度も会ったことのない息子を訪ねる。

(2015年・アメリカ)

 

最初に「少しだけ真実に基づいた話」みたいな事が表記されるのですが、

実際、とあるフォークミュージシャンに

ジョン・レノンが手紙を出していたのが

30~40年後に見つかったそうです。

その手紙を受け取ったミュージシャンはエンドロールに登場するので、

「ああ、実際そういう事があったんだなぁ」と感慨深くなります。

実在のそのミュージシャンをモデルにしているわけではないので、

あしからず。

 

アル・パチーノ演じる主人公ダニーは、

ジョン・レノンを崇拝していた大物ミュージシャン。

それが、ジョン・レノンの手紙の存在を知ってから

今までの人生を思い返すわけですが。

 

大成したミュージシャンが

「今までの40年を無駄にした」と言う感覚は全く分かりませんが、

「もしその時にその手紙を受け取っていたら」と考えると

やっぱり違う自分がいたのかもしれない。

もしかしたら誰にでも、そういう「もしも」があったかもしれない、

と思い巡らせてみるだけで、不思議な感じがします。

 

自分の今までの人生、会った事のない息子とその家族、

様々な姿の悩み…。

それぞれに背負ったものがあり、

それは「何が普通」であったり

「何だから幸せ」と言った決まりきった基準なんてない、

と言う事を考えさせられます。

 

そして“もし”なんてものは、存在しないのかもしれない。

いつだって人間はどうしたら良いのかは分からないし、

最良な選択なんてない、

ただ選んだその道を生きるだけなのだから。

ちょっと、そんな考えに耽ってしまいました。

勿論「ジョン・レノンから自分に当てられた手紙が存在した」

なんて事が自分にあったら(私の場合は時系列的にあり得ませんが)、

「もしもあの時に…」と考えて当然だとは思いますが。

 

また、今までアル・パチーノの映画をちゃんと観た事がありませんでしたが、

流石大御所、一つ一つの表情がとても素晴らしいです。

ビートルズジョン・レノンの曲が沢山織り込まれていて、

見応え、聴き応えのある映画でした。

 


映画『Dearダニー 君へのうた』予告編