SHIINBLOG

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Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

陽のあたる教室

随分前に観たのですが、前回紹介した『ミュージック・オブ・ハート』と

同じ様な印象を持っていたので今回は『陽のあたる教室』を。

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近い時期に作られた作品でもあり、

教育の予算を削減しなければならなかったという

アメリカの時代背景を垣間見ます。

 

1965年、アメリカ。

作曲の時間欲しさにバンド活動をやめ、

グレンは高校の音楽教師となった。

だがやる気のない生徒たちの姿を見て、

彼は音楽の素晴らしさを彼らに教えようと決心する。

やがて子供が産まれて喜ぶグレンだったが、

その子コールは生まれつき耳が聞こえなかった。

(1995年・アメリカ)

 

音楽への興味の入口は勿論人それぞれではありますが、

それが学校の授業の一環だと言うのはある意味とてもラッキーな

事なんじゃないかと思います。

 

音楽自体は勉強として教わる以前に

ほとんどの人にとって身近なものですが、

だからこそ、「学校の教科」として教わる事に

違和感を覚えるのもよく分かります。

その上で、根本的に「音楽を楽しむ心の大切さを伝えたい」と

思う先生は、特別な存在になるのかもしれません。

 

以前紹介したフランス映画『エール!』は、

聴覚障害の両親の中に生まれた娘が音楽を志す」

と言った内容でしたが、今回はその反対で、

音楽教師の元に聴覚障害の息子が生まれます。

『エール!』を観て、まだ間もないところで観たので、

「音楽を伝える方法」のあらゆる可能性を考えさせられました。

 

また、先述したように、州の教育予算削減のために

音楽などの教科がカットされていたという現実、

それは切っても切れない関係なんだと言う事も改めて考えます。

勿論主要教科をカットする事は出来ないだろうけれど、

子供の教育の中で、心を育てる教科を取り入れる事の

重要さもやはり考えずにはいられません。

 

「腰掛け」のつもりだった「教師」という職業が、

結局人生をかけたものになった主人公。

「人の人生に触れる」というのは、なんて素晴らしい事でしょうか。

ちょっと切ない気分も残しつつ、

温かさに包まれた、そんな映画でした。

 

聴覚障害を持った息子にどうしても気持ちと音楽を伝えようと、

グレンが『The Beatles』の“Beautiful Boy”を歌うシーンは感動的。


Beautiful Boy (Cole)