SHIINBLOG

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Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

シャイン

「学園映画」を取り上げてきたので、

今週は学園物を、と思い探したところ…

「学園物」と言ったものの、ちょっとしたキーワードが合っただけです。

観てみたらやっぱり、かなり異端な作品だった『シャイン』。

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勿論、希望を込めた作品ではあるんですが、

とても苦しくて悲しい、と言うのが正直なところです。

 

デヴィッドは、音楽家になれなかった父親ピーターから

英才教育を受けて育った。

父親の反対を押切って、ロンドンに留学したデヴィッド。

だが緊張と父親との対立から、彼は精神を病んでしまう…。

実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた感動作。

(1995年・オーストラリア)

 

最近、本でも家族に関係するものを読んでいた事もあり、

とても琴線に響く物語で、号泣してしまいました。

 

ピアノの教育に盲目の父親と才能を持った息子。

家庭とは、愛とは、プレッシャーとは、未来とは…?

色んな事を一気にドッと考えさせられる作品で、

これが事実に基づいた話なのですから

本当に「事実は小説より奇なり」です。

 

本当は、単なる愛情からだったかもしれない。

子供に自分の夢を投影させただけだったかもしれない。

でもそれが子供にとってどんなに重いものになるのか、

初めて親になるんだから、皆知る由もありません。

 

ただ、飛ぶ練習をさせるだけさせて、

飛べるようになった途端、その羽をもぎ取ってしまう事も、

親だからこそ出来る、悲しい結末でもあるのです。

 

そして、子供はいつでも親を許す準備が出来ているのに、

許される準備は出来ていないと言う事も。

 

客観的に、どれだけの成功を手にした人であっても、

とても身近な享受を得ていないだけで

誰も望んでいないような心の病に罹ってしまうと言う事も。

 

誰が、どう自分を導いてくれるのかは、

それこそ誰にも分かりません。

それが“出会い”であり、“今”にも“未来”にもなるのです。

 

この映画の最初のシーンを観たところで、

私は“普通”じゃないと生きにくいから、

“普通”を演じている自分自身の生きにくさを感じました。

“普通”でなくても全然いいから、

“そのまま”の自分を受け入れてくれれば

それだけで素晴らしいのです。

 

物語は勿論、音楽もさることながら、

俳優さん達の名演も、とにかく素晴らしかったです。

 


『シャイン』 日本予告篇