SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

レ・ミゼラブル

前回から引き続き、今回もオペラ作品を。

今回は個人的には本当に大好きな深い映画『レ・ミゼラブル』。

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もう、涙なしには観られない。

 

1815年、ジャン・バルジャンは、

19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。

老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。

1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、

以前自分の工場で働いていて、

娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌと知り合い、

幼い娘の面倒を見ると約束。

そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、

法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい…。

(2012年・イギリス)

 

私は日本で公開された時に映画館で観ました。

全編歌だし、2時間半と言う長時間。

正直「大丈夫かな」と思っていたのですが、

もう何度も何度も涙が流れました。

そしてそれ以来今回改めて観返したのですが、

それにも関わらず目が疲れるほどまた泣きました。

 

まず、一見して伝わる俳優さん達の覚悟。

主人公のジャン・バルジャンヒュー・ジャックマンが演じていて、

私は彼をそれまで他の作品で観ていたし勿論知っていたのに、

途中までそれがヒュー・ジャックマンだと分かりませんでした。

また、俳優さん達だけじゃなく、エキストラの人達も

すごく張りつめた演技で、この作品を支えています。

どんなにお金をかけたとしても、

こういう題材の映画はそこまで良くならない事が多いですが、

この作品については本当に例外です。

 

前半の観所、ファンティーヌの“夢破れて”は

屈辱・哀愁・虚しさ…あらゆる悲しみの感情が

詰め込まれていて、アン・ハサウェイの演技・歌ともに

素晴らしかったです。

 

個人的に、「全編歌」と言うのはちょっと苦手なんですが、

この作品はそんな事を感じる事はなく、

むしろメロディとハーモニーの美しさが

さらに感情を震わせるという相乗効果。

それはもう圧倒的でした。

 

2時間半と言えば長いけど、それだけの価値があります。

あらゆる感情が凝縮された作品。

 

感動的する映画は沢山あるけれども、

こんなに泣く回数の多い映画は今までにはありませんでした。

色んな観点からして、一押しの作品です。

 


映画『レ・ミゼラブル』予告編