舞妓はレディ
この映画が話題になった時から観たいと思っていたんですが、
機会を逃して今に至りました。
普通の映画だと思って観ようとしていたら、
本編が始まる前にミュージカルだと知りました。
古都・京都。お茶屋・万寿楽にある夜、
絶対に舞妓になりたいと少女・春子が押し掛けてくる。
春子は必死で頼み込むが、誰も相手にしようとしない。
ところが偶然その様子を目にした言語学者の「センセ」こと
京野が、鹿児島弁と津軽弁が混ざった彼女に関心を寄せたことから、
晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になる春子だったが…。
(2014年・日本)
正直、どうしてミュージカルにしたのか
その本意が分かりませんでした。
まず、テーマソングとなる曲の導入部分から
中途半端感が否めませんでした(エンドロールは良かったけど)。
俳優陣が豪華なだけにむしろ、
音楽を入れない方が面白かったんじゃないかと思わずにいられません。
歌唱力の差が歴然で、素直にストーリーが入って来ませんでした。
主役の上白石さんはいい声だったし、
高嶋政宏さんの歌は上手くて目を引きましたが。
個人的に、方言は興味のある分野だし、
同じ日本語でも全然違うと言う面白さ・奥深さがあります。
ただ、鹿児島弁と津軽弁を足して割った歌を最初に歌ったところで、
ちょっと無理があるんじゃないかとは思いました。
主役の子はよく喋れていて感心しましたけど。
でもやっぱり、いい俳優さん達を集めているだけに、
すごく惜しかったです。