Little DJ 小さな恋の物語
前回『リトル・ヴォイス』を紹介したので、
単純に「リトル」繋がりで今回は『Little DJ 小さな恋の物語』。
中盤から涙が止まらず、大変でした…。
FMラジオ局のディレクターであるたまきは、
深夜の担当番組の打ち切りが決定し落ち込んでいた。
そんなとき、彼女は自分にラジオの楽しさを
教えてくれた少年太郎のことを思い出す。
1977年、函館の病院に交通事故で入院した13歳のたまきは、
1つ年下の太郎と出会い意気投合するが…。
(2007年・日本)
本当に久しぶりに泣き疲れるほど泣きました。
今はラジオを聴く機会はほとんどありませんが、
ラジオが与えてくれた物も実際沢山あったなぁ、と
ラジオに対しても色々と思いを馳せました。
神木隆之介さんの線の細さが病的な雰囲気を醸し出してて
役にぴったりでした。
大先生の原田芳雄さんを始め、
周りの俳優陣もとても味があって良かったです。
どんなに小さな世界でも、狭い世界であっても、
音楽がつなぐ輪はどこかで必ず広がっていると
気付かせてくれます。
また、「今、届く」と言う事、「今、届ける」と言う事、
その大切さを改めて感じる事が出来ました。
私自身は入院した事はありませんが、
病院って人間社会の縮図なのかもしれないなぁ。
途中で出てくる映画『ラストコンサート』を
偶然最近観ていたので、尚更良かったです。
何ともいたいけで、真っ直ぐな、心を打つ作品でした。