【ギター】FERNANDES SUSTAINER 「ずっと音を出したいなら使ってみな」
どもdeeです。
FERNANDES SUSTAINERについてです。
ギターに内蔵されてたデバイスによって
電動の力によって音が伸び続けるってシロモノです。
布袋さん、X JapanのHideが使用したため
90年代青春を過ごした日本のギターキッズに
人気がありました。
海外ギタリストでもスティーブヴァイや
エディヴァンヘイレン、スラッシュなど
一流どころが使用していたデバイスです。
こちらは旧式のサスティナー
サスティナーの歴史としては
アランフーバーなるアメリカ人がサスティニアックというデバイスを開発。
布袋さんの本人のギターにはサスティニアックが搭載されているため
一部マニアに人気があります。
18Vです稼働し、フェルナンデスサスティナーより効きが良いと
言われてます。
低音部が暴れるためミュートが難しくなること、
さらにアルカリ電池2つが2時間でなくなる欠点があるものでした。
目にかかることは少ないのですが、
ESP製のサスティナー・サスティニアックというものも存在しています。
基盤の傍目からすると上記のサスティニアックに似ています。
サスティニアックの代理店となったフェルナンデス社が
サスティニアックの扱いづらい部分を改善したのが
フェルナンデスサスティナーとなります。
初期型は18Vでしたが、程なくして9V稼働となります。
その後、フロントピックアップとして使用できるようにしたり
廉価版を出したりとマイナーチェンジをしながら現在に至ります。
※近年、サスティニアックも復活したらしく仕様が改善されて
シェクターのギターなどに搭載されてます。
サスティナーの基本原理はピッキングに反応した
リアピックアップからの音声信号を元に
サスティーナーサーキットがDriverに対する磁力を発信の命令を行い
弦を振動させるしくみです。なので音量にもよりますが
基本的にピッキングに反応して機能します。
http://www.fernandes.co.jp/wp/wp-content/uploads/2012/11/sustainer_diagram.gif
こちらはサスティナーライト。
フルモードサスティナーはサスティナーのonoffとボリュームの他、
倍音の含み具合を変える3モードのスイッチが付いてます。
廉価版であるサスティナーライトはこのモード変更スイッチを省略したものでした。
ここも最近搭載のギターに搭載されるライトは2モードになっているのが通常です。
多くの人が感じるフェルナンデスサスティナーの不満点として
プレーン弦やポジションでサスティンが続かないことがあります。
その為18Vのモデルを探すマニアもいるようですが
経年劣化のため完動品も少ないことから多くのリペアマンが
中古の18Vモデル購入には注意を呼びかけてます。
また、リペアショップによっては18V昇圧改造を行っているようです。
何より意外と難しいのは、その使い方。
使用方法が意外と限られてるイメージですかね。
ただずっと音を伸ばすだけだと、面白くないため
アームやワーミーペダルを使って音程を変えたり
倍音の変わり具合を面白がるくらいしか使い道がありません。
ギターを選ばないことから、結局今ではE-bow派です。
思うにサスティナーにはまだ改善できる余地が沢山あるような気がします。
小型化やインストールの簡易化、
E-bowのようにピックアップ依存がない作動環境、
デバイスの完全パス化、パス時のピックアップパッシブ化、
故障率の低下、環境の違いでも安定動作
などなど…。
長いこと大きく機能が変更されていないようですが、
より現代的にリファインすることを望みますー。
最後にSteveVaiの変態的なプレイをご覧ください。