バンディッツ
昨日紹介した“ハーモニー 心をつなぐ歌”を観た後に、
久しぶりに観たくなったのが“バンディッツ”。
大分毛色は違うんですが、同じ女性刑務所物なので。
と言ってもこちらは刑務所の中の話ではなく、脱走した話です。
これは個人的に好きな作品なので、DVDを持ってます。
“バンディッツ”と検索すると2001年のアメリカの作品が先にきますが、
こちらは1997年にドイツで作られた映画です。
エマ、ルナ、エンジェル、マリーの4人の女囚は刑務所内で
“バンディッツ(=悪党)”というロック・バンドを結成する。
やがて、彼女たちは警察のパーティーでライブ・ステージを務めることに。
だが、4人は会場に入る直前でまんまと脱走に成功する。
途中、人質を捕らえたり、CD発売をしながらも
彼女たちの逃避行は続いていった…。
(1997年・ドイツ)
正直こんな囚人がいたらと思うだけでゾッとするけど。
とにかく音楽がカッコよくて、世界観に引き込まれます。
ぶっ飛んでて、尖ってて、重暗いロックが好きな人には特にお勧め。
刑務所から4人組の女バンドが脱走してCDまでリリースしちゃう、
なんて日本ではこういう発想自体生まれないのかもしれない。
当然、話題性はあるけど応援なんてしないだろうし。
勿論フィクションなんだけど、この発想ありきの展開だと思うと、
国民性とかも色々考えてしまいます。
前回の映画でもそうだけど、犯罪といっても本当に様々だし、
その理由を聞くと同情してしまう事も少なくなかったりします。
こういう作品を観ると、罪や思いが刹那に込められいくような、
何ともやるせない気持ちになります。
DVDは持っていたんだけど、かなり久々に観ました。
それでもやっぱり色褪せない、魅力のある映画です。
ドイツ映画なんだけど歌は英語ってところもいい所なんだと思います。
動画も少ない。かなり画質が悪いけど、予告編がありました。