デビルズ・メタル
「音楽映画」とは言っても、普段あんまり観ないだろうジャンルの映画。
メタルと悪魔って、やっぱり通じるところがあるんだろうか(笑)。
今回はそういうオマージュたっぷりの作品『デビルズ・メタル』です。
メタル…ですが。
いやはや、これは相当好き嫌いが分かれる作品。
田舎町に引っ越してきた冴えない少年ブロディは新しい環境になじめずにいたが、
大好きなヘビーメタルを通じて同年代の少年ザックと親しくなり、
バンドを結成することに。
ある日、敬愛するメタルスターの隠れ家を偶然にも発見したブロディたちは、
不思議な力を持つという楽譜を譲り受けるが、
その楽譜は、古代の邪悪な悪魔を呼び出すものだった。
(2015年・ニュージーランド)
借りる前からB級映画の雰囲気がぷんぷん漂っていました。
そして予告編を見て、よりその気持ちが高まり…。
「音楽映画」と言うより「スプラッターコメディ」です。
私はメタルもヘビメタも普段聴きませんけど、
こういう作品を観ると何だかちょっと切なくすらなります。
元々の音楽の傾向があるのは勿論分かるし、
『悪魔の音楽』として位置付けられるのも分かるのですが、
吹っ切れて行き過ぎちゃった感が否めないというか。
多分それは私が「音楽映画」として観ようとしてたから、
と言うのがネックだったんだと思います。
序盤から「あぁ、これはコメディか」と思い直したのですが、
オカルトやスプラッター、コメディ好きの人にも通用するような
何かに特化した印象は受けませんでした。
とりあえず、どんどんめちゃくちゃになっていきます。
私は趣味ではないから言い切れませんが、
スプラッターコメディ好きな人は楽しめるのかな。