SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

帰らざる河

オードリー・ヘプバーンの作品を観た後に、

よくオードリーと比較されるマリリン・モンローの存在を意識しました。

勿論イメージとしてのマリリン・モンローは知っているのですが、

彼女の作品を観た事はないなぁと思って、これを機に観てみる事に。

初マリリンは『帰らざる河』です。

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とりあえず解説を見てより「音楽映画」っぽいものをチョイス。

 

アメリカの北西部にゴールド・ラッシュが起こり、

あちこちにテント村ができた頃、

そうした新開地の一つにマット・コールダーが

今年9才になる息子マークの行方をたずねてやって来る。

(1954年・アメリカ)

 

第一印象はすごく時代を象徴している作品だなと思いました。

背景の合成の感じも時代を物語っていて、興味深かったです。

ふと考えてみると「西部劇」自体が多分初めて。

何となくの雰囲気は抱いていましたが、

なるほどこういうものだったのかと納得しました。

 

子どものマークの質問がとても的を得てて面白かった。

そういう単純で素直な言葉につい反応してしまいます。

 

マリリン・モンローと言えば、ただただ色っぽいイメージでしたが、

心根の優しい健気な姿にすごく意外性を感じました。

とはいえ、彼女の魅力はいかんなく発揮されています。

目線や顔の角度…色んな場面で彼女が持つ艶っぽさを感じずにはいられません。

基本的に“I wanna be loved by you”しか知らなかった私からすると、

他の楽曲を、しかも弾き語りで歌っている姿は新鮮でした。

特に表題の“帰らざる河”の歌唱はより艶があって素敵です。

 

オードリーの後に観たというのもあって、

女性の魅力の幅広さを実感するし、

皆それぞれ全く違ってもそれが長所になり得るんだなと心底思い至ります。

 

因みに、相手役のマットの万能感には感服しました。


マリリン・モンロー 「帰らざる河」