笑みに灯る

笑みに灯る

君はいつも泣きそうな顔で　笑う

その裏にある苦しさを　思いつつも

私はただ　君の笑顔が　嬉しい

立っていられない時も　あるだろう

恐怖に苛まれる　昼だって

だからこそ　君の笑顔は　尊い

誰もが　手を広げなくてもいい

時には　人を傷付けたとしても

それが　確かな　一つの道

それは　確かな　一つの光

君はいつも顔色を窺いながら　笑う

その理由を推し量るのは　止めて

私はただ　君の笑顔を　受け留める

誰かが眉をひそめたとしても　いい

時には　人に嫌われたとしても

それが　確かな　一つの息

それが　確かな　一つの息吹

どんな苦しさの中でも　灯るものがある

どんな闇の中でも　灯るはずの

頼りなくても　確かな　一つの光

それは　確かな　一つの命

心許なくも　確かな　一つの光