チャイコフスキー
今週はクラシックの偉大なる作曲家をモデルにした映画を。
今日は「リズムの天才」とも呼ばれるロシアの音楽家、『チャイコフスキー』。
このDVDを借りた時に「新刊コーナー」にあったので
最近のものだと思って観てみたらまさかの1970年作でびっくり。
ピアノ協奏曲を完成させたチャイコフスキーは、
それを“難しすぎる”の一言で切って捨てた恩師とトラブルを起こす。
打ちひしがれた彼に、援助の手を差し伸べたのは、
富豪の未亡人フォン・メック夫人だった…。
(1970年・フィンランド)
150分ちょっとあって、とにかく長いです。
途中から中だるみした感じを受けて、
展開についていけなくなりました。
ただ、流石に音楽は聴き応えがあります。
ピアノも声楽も、哲学的な部分が多く、
それらについて深く考えさせられました。
今ではこんなに有名な作曲家なのに、
実際は新聞の評論とかを気にしていたというのは
偉大な人物でもそういうものだったんだろうなと改めて思ったり、
ちょっと身近に感じたりします。
私は正直クラシックにそんなに明るくないし、
聴いた事はあっても「この曲の作曲家は」とまであまり知らないので
こういうジャンルの音楽も意識して聴いてみたいです。
前知識があって観ると、また全然違う感想を抱く作品だとは思いました。
素直な感情というのは、いつでも誰かの目の敵になったり、
時には邪魔されたりするのは往々にしてある事だというのは切ない。