ブルーハーツが聴こえる
最近丁度同時期に、邦楽のアーティストに焦点を当てた作品を続けて観たので、
今週はその2作品を紹介します。
今日はブルーハーツの曲にストーリーをつけたオムニバス映画、
『ブルーハーツが聴こえる』です。
オムニバス作品とは知らずに観たので、ちょっと戸惑ってしまいました。
アンティークショプで働く一希は、一緒に生活して3年になる恋人の浮気現場に遭遇し……(『ハンマー(48億のブルース)』)。
遠い未来、刑務所惑星に向かう囚人護送船が流星群に見舞われる(『人にやさしく』)。
脚本家の大輔は夢中で自分の高校時代の思い出を書いている最中、トイレから昔にタイムスリップし……(『ラブレター』)。
(2017年・日本)
タイトルだけ見て借りたので、オムニバス作品とは知りませんでした。
思ってみればオムニバス映画はあんまり観た事がないかも。
最初の『ハンマー』はコメディタッチで、結構好きでした。
東京03の角田さんは個人的にとても好きなので、ツボです。
しかも良い事ばっか言う(笑)。
俳優さん達がとても空気の使い方が上手なので面白かったです。
『1001のバイオリン』は暗いし重いのですが、個人的には好きな作品。
全体的に奇想天外なものが多かった印象です。
中にはブルーハーツが聴こえてこない作品もありましたが、
それも好き好きでしょう。
一つの曲から広がる世界が、こんなにもあるんだというのが
単純に面白いし興味深かったです。
オムニバスなのに、俳優陣は本当に豪華で見応えがありました。
一つの映画としてはまとまりはありませんでしたが、
ブルーハーツを改めて聴きたくなりました。