JIMI:栄光への軌跡
昨日に引き続き、ジョン・リドリー監督の作品をご紹介。
今日は伝説のギタリスト、ジミヘンドリックスの伝記映画、
“JIMI:栄光への軌跡”です。
ジミヘンドリックスの曲はカバーもしているので、
前から観たいと思っていた映画です。
1966年5月、ニューヨーク。
天才的なギターの才能を誇りながらも、マイナーなバンドの一員として
ステージに立っているジェイムズ・マーシャル・ヘンドリックス。
ナイトクラブ「チータ」でリンダという女性と知り合ったジェームズは、
彼女に唯一無二の個性と技量を持つギタリストとして絶賛される。
やがて、リンダからジ・アニマルズのメンバーであった
音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーを紹介されるが…。
(2014年・ロシア)
この時代の音楽は基本的に好きなので、時代感や醸し出す雰囲気は好きでした。
その時代の音楽環境を知る事が出来るのは映画ならではの面白いところです。
どこに成功が転がっているかは誰にも分からない。
本当に、その中で出会う人や接した人、
感情や感覚・事実や本音の行き交いによって
人生や運命は大きく違ってくるんだと実感します。
その時の黒人の環境も勿論あっての事だろうと思うけど、
「その上で」と思える人や「そんなの関係なく」と思える人は
きっとそんなに多くなかったんだろうなぁと考えます。
黒人差別に関する映画を見る度に複雑な気持ちになるけれど、
それはきっと私が想像する以上のものなんだろうとも思う。
そんな中でジミヘンドリックスのような価値観を持てるのは
それだけで素晴らしいと単純に思いました。
ただ、全体的にジミヘンドリックスの女性遍歴みたいな感じに
なってしまってるのは残念なところです。
主演のアンドレ・ベンジャミンは良かった。