坂道のアポロン
今週の音楽映画は漫画が原作の2つの作品を紹介します。
今日は、ジャズのLIVEに行った時にMCで知った『坂道のアポロン』。
長崎人としては方言が、もう少しっというところ(笑)。
親戚が住む長崎県佐世保市のとある町へと越してきた、高校1年生の西見薫。
周囲に心を開かずにいたが、ひょんなことから同級生で
町のレコード屋の娘・迎律子と、素行の悪さで有名な川渕千太郎と
言葉を交わすようになる。
律子に恋心を抱き、千太郎と固い絆を育む薫。
充実した日々を過ごす中、薫は千太郎を通じてジャズと出会い、
その魅力に取りつかれ…。
(2017年・日本)
音楽と知り合うきっかけは本当に人それぞれなんですが、
結構ささいな事だったりします。
でも、だからこそそれはとても奇跡的だとも思います。
序盤は爽やかで瑞々しさが溢れています。
三角関係の甘酸っぱい感じも良かった。
好きな人の気持ちって、痛いくらい分かってしまうのが辛い。
痛みを抱えた人は、その分人の痛みも分かる。
でも本当は、痛みを知らない人なんていないんだろうなとも思いつつ。
そして、届かない人にみんな惹かれるのも分かりつつ。
大人になった方がいいのか、子供のままがいいのか。
そもそも大人とは?子供とは?
その基準はそれこそ個々人が持ったもので、
大人であろうと子供であろうと、
「自分に正直」な事が何より大切なんだと思います。
そういう意味では、やっぱり「音楽は嘘をつかない」に尽きるのかも。
今度は原作漫画を是非読んでみたいと思いました。