ダリダ~あまい囁き~
今年の「音楽映画」は個人的にも心機一転。
週2回のアップは出来ないし週1での映画鑑賞も難しい上で、
無理のない出来る範囲での更新をしようと思っています。
今回はフランスの歌手“ダリダ”をモデルにした『ダリダ~あまい囁き』。
ご本人は全然知りませんでしたが、
一世を風靡した存在なんだと名曲と共に感じました。
ダリダは、1933年にエジプトのカイロでイタリア系移民の家に生まれた。
フランスへと渡った彼女は、国民的スターとして絶大な人気を獲得し、
次々とヒット曲を飛ばす。
さらにアラン・ドロンと「あまい囁き」をデュエットするなど、
さらなる人気を得たダリダだったが、その裏でさまざまな問題を抱えていた。
(2017年・フランス)
コンプレックスや障害があったからこそ見える世界が違うというのも、
だからこそ光を求めたり「普通」を求めたりもする…。
愛に喜ぶ表情と病んだ表情の違いにはゾクっとしました。
大衆は人の命を奪います。
その一つの命の死がどんなに嘆きであるのかを知るというのは
とても大切な事だと思います。
大衆が強い力なのか、アーティストが強い力なのか…、
それはどちらとも変わらない物を持っているのでしょうが。
栄枯盛衰、全てを演じ切った女優さんに魅せられました。
病的になっていく様子もすごく良く表現されています。
名曲を提示して紹介してくれるのは個人的にはありがたかったです。