【ギター】Ovation ダブルネック CSD-215 12弦側ネック折れ→その後リペア
どもdeeです
最近、ブログのほうはゆっこ先生にお任せで久々の更新。
Ovationがリペアから帰ってきまして、その結果を記事にしようと
思ったらこのギター自体、ブログで紹介していなかった。。。
OvationのCSD-215の量産型ダブルネックで2001年に
20th Century Memorial Model Guitarとしてデビューしました。
中古で出回るのをずっと待っていたのですが、
100本限定だったみたいで
出会いもなく結局、新品を特価で買った覚えがあります。
お店には2本ストックがあって青いほうが状態がよかったのですが
結局ルックスが好みのオレンジをセレクトした覚えがw
因みにオベーションダブルネック量産型にはCSD-215のほかに
CSD-225というアップデートバージョンもあります。
CSD-215/CSD-225の違いはCSD-215はミディアムスケール、
CSD-225はレギュラースケールとなっているようです。
セレブリティシリーズについても少し触れておきます。
90年後半までOvationはUSA生産のみの高価なギターでした。
ミレニアム近辺からセレブティシリーズを展開します。
韓国にOEMを委託したOvationです。
それにより高根の花だったOvationは手に入れやすいギターになりました。
大きくわけてEliteとStanderdの2つに分かれます。
CSDシリーズはEliteに分類されるようです。
ボディはこのモデル用に新しく設計されたもののようで、
通常のモデルより薄く、ボディ裏に独特な角度がついてます。
ストラップで持つとボディが上向きになりますw
トップ材はメイプルで2ピース。ボディ裏からもトラ目が確認できます。
Wネックという唯一無二の機能を持ってますが、
実は欠点も多くw
最近のアジア製ギターはかなり品質が上がってますがこの時代の
韓国製ギターは作りが荒いものも多く。。。
・パーツが質の悪いものが使われてる
・表面から見えない箇所が特に雑な作り
・接着剤ビタビタ。木材通しが密着してない箇所も接着剤で無理やりくっつける
・ネックの角度がヘン、押さえづらくすごく弾きにくい
・切替SW→プリアンプという信号経路でネック切替時に大きなポップノイズが入る
・フレット音痴
・12弦側の弦の幅が遠すぎてストロークでしか演奏しにくい
・12/6弦で音量差が激しい
・プリアンプは6弦用のOP-24Eを流用。イマイチ。
そんな欠点だらけのギターですが、Wネックという替えの利かない機能があるので
改造してなんとか使用してました。しかしLivaerlのライブで決定的な事故が起こります。
大事件発生! pic.twitter.com/oYzojdc2jg
— Livaeal (@Livaeal0) November 2, 2019
ライブリハ中会場にいた、他バンド関係者に倒されて12弦ネックが
ジョイント部分から折れてしまいました。。
おはりば
— Livaeal (@Livaeal0) November 2, 2019
ネック折れ状況確認中。
00年代の韓国製なので見えないところの造りがすごい雑…。一番の問題はネックとボディがちゃんと面でくっついてなくボディ側だけに空洞ができる形で接着剤が残ってます。
今日は千葉に一泊旅行。
朝イチで行く予定でしたが雨だしのんびり行きます。
よき1日を… pic.twitter.com/kfoaAhGSwR
ちなみにライブは6弦のみで対応w
カッコわるい俺、カッコいい!
ライブは6弦だけで乗り切りました。
— Livaeal (@Livaeal0) November 2, 2019
そういう意味では、ポジティブにダブルネックでよかった。
ダサいけどw pic.twitter.com/Vn27xSnMMw
比較的きれいに折れて、指板に決定的な損傷がないのが唯一の救い。
ジョイント部分の作りが雑すぎて、自前の修理は難しそうです。。
そこで自分で治せないギターをお願いする工房に持ち込みました。
ネックの修理はちょっと特殊な方法で。。。
ウレタン系の接着剤で圧着するのにクランプでは自分の好みの
ネック角度が難しそうなため、ボルトオン構造にしたいとの
提案がありました。その結果。
その後、ローズウッドのフタも被せ、ぱっと見は全然わからないようなケア。
(さすがプロ!)
また弾きにくさが大きな不満点だったので以下の作業を行いました。
・6/12弦ともにミディアムジャンボのフレットに交換
・ナット切り直し
・ブリッジ溝切り直し
・弦高調整
・ピッチ調整
相当、弾きやすくなりました。
まだPU近辺に不満が残ります。ボディヒットを拾うように貼りピエゾを増設。
コントロールは左から以下のようになってます。
・12弦ボリューム
・ピエゾボリューム
・6弦ボリューム
簡易的なミキサーなので、どこかボリュームをマックスするにすると
他のボリュームに干渉して小さくなってしまうという、欠点がまだあります。
こちらはまだ改善の余地ありです。
とまあ、細かい奏法にまで対応しようと思うとこの位、
改造しないとダメかもしれません。
そもそも、そこまでちゃんと使う人もおらんのか!?
最後にサウンドサンプル。
動画だといい感じですが、インブリッジなのでピエゾ臭さが残ります。
今日のおやすみ
— Livaeal (@Livaeal0) June 22, 2020
祝!Wネックお帰り㊗️
ということでWネックとループでのパフォーマンス
King Gnuの井口さんの振れ幅が広すぎてw
今日は寒かったなあ
明日は暑いらしい
なんか気温の振れ幅も広すぎてw
また明日ー pic.twitter.com/sWc0fJPewQ
ブタのミニレターセット
ミニレターなんて、あんまり書く機会はないけど
あまりに可愛くて買わずにいれませんでした。
と思っていたら丁度手紙を書く事に。
早速ブーちゃん発動です!!
メリー・ポピンズリターンズ
原作を観たのもそんなに前ではなかったのですが、
リメイク版が出てずっと観たいと思ってた『メリー・ポピンズリターンズ』。
前回からおよそ半世紀ぶりになる続編。
前作から20年後、バンクス一家の長男マイケルは家庭を持ち、
父や祖父が勤めたロンドンの銀行で働いていたが、
大恐慌で経済的に苦しく、妻が他界して家の中は荒れていた。
さらに融資の返済期限が迫り、家を失う危機に追い込まれた家族の前に、
「ほぼ完璧な魔法使い」のメリー・ポピンズが以前と変わらぬ姿で現れる。
(2018年・アメリカ)
説明すればするほど伝わりにくくなったり、
逆に野暮になってしまうことはたくさんある。
それをせずに、体現出来る大人はそれだけで素晴らしいし、
そういう大人になりたいと改めて思います。
ファンタジーと映像の融合も楽しく、見応えがありました。
今、改めてこういう作品を作ってくれるというのも単純に嬉しいです。
大人と子供の違いとは何だろうかとも考えるし、
その狭間に生きるメリー・ポピンズの切なさも
今だからこそ感じられるんだと思います。
リメイクだと思っていたら続編だったというのも観てから気づきました。
前作と比べるのではなく、一つのエンターテインメント作品として楽しめました。
その上で、前作ももう一度見たくなります。
STAY
STAY
全身が いつも過剰に動き回っている
何かを手にしていないと まるで不安で
次のノルマを 課さずにいられない
容量が溢れていると 気付きつつ
それでも タスクを重ね続ける
自分の価値は それだけと言うように
眠ることも 出来やしないよ
誰もそれを 許してくれなかった
称賛は 獲得すべきものであって
そのためには こなさなければならない
出来ないなんて 言えるわけもないさ
ただそこにいることの
本当の意味を 知りたくなかった
全部 消化できるわけなどないのに
やるべき事が増えるだけで
自分の位置を 確認していたんだ
ただそこにいることに
目を当てられずに 走っていた
ただそこにいればいい
立ち止まるのも 大きな力なんだ
動きを止めて ようやく分かる
本来の姿が あってこその自分だと
そうしたらまた 走り出せるはず