でやんす
※本来ならゲ(クラゲ)ではじめなきゃいかんはずなのにデで記事を書き始めてます・・・。
Deeの脳が暑さでとろけてます。
「で」から始まる・・・「でやんす」でいきますは。
まあ、なんだ。「でやんす」といえばど根性カエルでありんす。
ヒロシの舎弟のゴロウの語尾が「でやんす」だし「ど根性でヤンス」って曲もありんす。
まずぴょん吉でありんすよ、ええ。
ちょっと歪んだ感じの響きっていうんでありんすかねー。言葉回しのリズム感なんでありんすかねー。
ハウルと動く城のときの・・・(以下略)
「でやんす」って響き、なんか昔のアニメとかでよく聞いた覚えがありんした。
他にも「ござんす」とか「わちき」とか「ざんしょ」とか・・・。
この辺りの言葉って江戸の方言だったのかなーって思ったら花魁言葉なんでありんすね。
粋な響きを持っているわけでありんすな。
吉原には、様々な地方の遊女が集まってきておりんした。
地方出身者は方言でお里がばれないように、花魁言葉を使っていたようでありんす。
よしなんし
とか
もちっといなんし
あたりはなんとなくドッキュンするでありんす。
方言ならば、日本のどこかで生の会話を聞くこともありそうでありんすが
花魁言葉だと物語で会うことしかできんせんねえ。(最近じゃ仁かなー)
「間夫(まぶ)」って言葉があるそうでありんす。いい男・本命の男を意味しんす。
ヤンキーが「マジでマブいスケだぜ」みたいなこと言ったりしんすが(聞いたことない?)
このマブって間夫からきているんでありんすかねー。
職業によって言葉が生まれるってのは現代でもあるような気がしんす。
わっちはIT業界で働いていんすが、傍から聞いていたらわけわからんかと思いんす。
サービス業に転職したら、やっぱり用語とか苦労するかもしれんせん。
ただ、語尾とか一人称にいたるまで徹底されているのが花魁言葉のすごいところ。
吉原は「ありんす国」なんて言われていたそうでありんす。
花魁言葉の魅力は、言葉の響きの粋さにあると思いんす。
「言葉」は意味に注目しがちでありんすが、
響きというのは言葉に対する印象に大きく影響を与えるのではないでありんしょうか?
その粋さを感じられる国に生まれてよかったー。
響きの多様性の一方、日本語のリズムってのは割と画一的な感じがしんす。
音が連なるように発音されるため、英語のような裏拍にアクセントが置かれたり
会話での休符が短いような気がしんす。
その点を克服してカッコイイ音楽を作ってるように思えんす。
ちなみに今回の文は普通に書いて、こいつを通して遊んでみました。
「でやんす」じゃなくて「ありんす」になっちった。
「でやんす」は「ありんす」の関西型だったみたいです。