SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

クリエイターの対価

どうも、Deeです。

今回はマジメだぜ。
「く」から「クリエイターの対価」の話をしよう。します。ええ。

?ちょっと昔の話ですが
http://togetter.com/li/100512

最初のリンク先にはボカロPと動画師の関係の問題として
動画を作成する動画師に対価がないことが前提になっていることが
おかしいという問題提起が、ツイッター上でやり取りされている
まとめになります。

?もうひとつ
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130312

こちらは自分の強みで何かを供給してもニーズはそこにはない。
消費者が求めるものを提供しなければ商品に価値はないって話です。

どんなジャンルであれクリエイターを行うというのは
自己投資が必要です。
絵を描く道具、音楽を作る道具、動画を編集する道具、
さらに自己研鑽するために、あるいはコネを作るためにもお金が必要だったりします。

何かを創作するには工数もいるし、エネルギーだって必要です。

その対価として少なくとも経費分やかけた工数分に見合う額は受け取りたい。
これは供給者視点の話ですよね。
消費者は、作った創作物の手間や工数に感動するわけではないのです。
コンテンツの良し悪しによって決まるのです。

?の議論の中に「創作者の中で創作者軽視が始まっている」とあります。
もっと地味な動画師をリスペクトしてほしい・・ということだと思います。
ボカロPの場合、基本は初音ミクを使った音楽コンテンツであるから
まず音楽創作者が主導というか、いいだしっぺになることが多いわけです。
そこから絵師、動画師がコラボして1つのコンテンツを作るわけです。

そのコンテンツがヒットした場合、ボカロPが手柄独り占めになる・・・うーん。

まあ、そういったニコ動的な音楽活動をしてないのでわからないのですが
なんかちょっと違う、違うんだよな。

(1)コンテンツは限りなくタダの方向に向かっている
音楽、絵、動画、文章、写真。これら電子化が容易なコンテンツは
限りなくタダの方向に向かっていると思います。
つまり作るだけなら、作品に対して収入は入ってこない状況です。
そんな状態で創作者から創作者に金銭を要求するのは、
それこそが創作者同士で首を絞めあってしまう状況になるのでは?

身近なコラボ相手に対価を要求するのではなく
さらに1歩踏み込んだ価値の創作が必要です。

作成したコンテンツが1万PV突破することが目的でもいいですが
1万PVを突破したら、その先にどんな展開を作るのかは
創作者それぞれの戦略というか展望が必要になると思います。

そこを言いだしっぺにおまかせでは・・・。
皆、そもそも何がしたかったんでしょう?

(2)需要に対して供給が少ないこと
需要に対して供給が少ないこと・・これはある条件があればお金を得ることができます。
それは市場がある、という条件。
市場がない状況では、需要に対して供給が少なくても、
そもそも何かことを起こすときに金銭のやりとりは発生しにくい。
結局、創作者同士での金銭を期待するならば、利益が生まれるプロジェクトでなければ
なりません。

(3)クリエイターの対価
クリエイターの対価とは、そういった小さい利益を出すことを主眼においてはダメだ。
クリエイターの対価は創作する喜びだ。
創作する喜びを得るのに金が必要なら、創作物に価値を付加する活動も同時にしなければ。

自分が信じる「良いもの」と消費者のニーズの一致があったときに利益になる
・・・のかと。
クリエイターは企業のビジネスマンとは違うので
独善的な強さから世界観を作り出していかなければなりません。
売れるモノはなにかと市場を徹底的にリサーチして、そこからヒット商品を
生み出すというルーチンだけでは、作品は作るモチベーションが生まれないのです。
譲れないところは譲らない、その代わり消費者にニーズにピントを合わせた
他の仕掛けを作るべき。価値を生み出すとはそういうことではないのでしょうか?

ボランティアを相手に強要するな、という意見もあります。
それは依頼が受けた側が「ギャラが出ないなら、このプロジェクトには参加しません」って
自分からも言っていいんでない?
(俺、相手によって平気でそういうこというイヤやつです)

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ジャンルが違えど、今は皆が何か創作している時代です。
ツイッターのつぶやきだってFBの日記だって、創作物なんだと思ってます。

だから自分がクリエイターだと思うなら価値を作り出すことを
もっと考えなければいけないのかなと思います。


・・・経費が欲しいなら経費を払ってくれる人と活動すればいい。

俺は、演奏したいから演奏する。曲を作りたいから作る。
そしてそれを聞いてもらいたいから、聞いてもらえる方法を考える。

(小銭が欲しければ、バイトとして割り切る・・・、。)

※いや、作曲の依頼を受けたときに実際はそんな姿勢ではないのですよ。
 金銭を払って俺に依頼してくれるのはそれはありがたいのです。
 でも、それは依頼主の思惑もあるので全部好きなように作るわけではなく
 クライアントに満足してもらうがメインの価値になるんですよ。

インディでそれをやったら、結局自分が作りたいもの作るってパワーが無くなんね?

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ついでにもうひとつ。自分を高く売るか安く売るか。

これは、実はどっちでもいいんでないすかね。
コンテンツに対して納得いく額なら消費者はお金を払ってくれるでしょう。
だから、高めに設定して少ない量しか売れない
安めに売って量は売れたけど利益が少ない、
結局、利益はコンテンツの価値で決まっちゃうんじゃないかなー。

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多分、クリエイターって「価値を作り利益を出す」ってシステムを
自分用に作らないといけないってのが難所かな。

パチンコのBGMを作ればお金もらえるけど、それがやりたいことではないなあ・・・。

・・なんてことを考えて、常々PDCAサイクルを回してます。




次は「か」で!!



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