歌い手魂其の六十六・忌野清志郎
前回、坂本冬美さんとのコラボの紹介で
またしても新しい表情を見た忌野清志郎さん。
RCサクセションを筆頭に、
あらゆるバンドを率いてきたKING OF ROCK。
大学時代の大先輩が忌野清志郎さんの事を
凄く尊敬していた事を思い出します。
私の中で一番最初に思い浮かぶのは“スローバラード”。
でも最初に聴いたのは忌野清志郎さんご本人ではなく、
他の人のカバーでした。誰かは覚えてませんが…
この曲は私も一度カバーさせて頂きましたが、
歌うと、聴く感じとはまた違う感情が湧き立つ
何とも不思議な力を持つ曲でした。
1970年にRCサクセションでバンドデビュー。
1972年に“僕の好きな先生”がスマッシュヒットするも、その後バンドは低迷。
その間に井上陽水さんとの共作やフォークグループ『かぐや姫』への
歌詞提供をしていたとは全く知りませんでした。
井上陽水さんとの“帰れない二人”も好きな曲です。
RCサクセションと言えば1980年のヒット曲、
“雨あがりの夜空に”は欠かせません。
“トランジスタ・ラジオ”も同年のヒット曲。
1982年に坂本龍一さんとユニットを組んで
“い・け・な・いルージュマジック”で話題になったそうですが、
私が初めてその映像を見た時は大分衝撃を受けました。
もう私の中ではお二人それぞれのイメージがありましたから…
それから数多くのユニットでも活動し、
バンドのメンバーもそれぞれソロ活動を活発化して
1991年にRCサクセションは無期限活動休止を表明。
モンキーズのカバー曲“デイ・ドリーム・ビリーバー”は
CMで流れてからお馴染みになりましたが、
今回始めて知りました。
この曲は原曲もいいのですが、
忌野清志郎さんのこの歌詞(意訳ではない)があって
また全然違う魅力を備えた曲になっています。
泣けます。
話に聴くだけでも交流の幅がかなり広かった忌野清志郎さん。
音楽性は勿論、当然人柄もあっての事なのだと思います。
ちょっと前に紹介した矢野顕子さんともコラボしてたし、
坂本九さんを紹介した時には
“上を向いて歩こう”を教えて頂きました。
こうして色んな音源や動画を見聴きしたり、
生前のあらゆる逸話を聞いたり知ったりすればするほど
その奥深さと魅力に引き込まれて行きます。
最後に、RCサクセション時代の隠れた名曲“エンジェル”。