SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

歌い手魂其の七十二・Bob Dylan

ミュージシャン初のノーベル文学賞受賞で

話題をかっさらった時の人、Bob Dylan

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未だ連絡が取れていないようですから

本人からすると全く本意ではないのかもしれません。

(と言うか、そういう気しかしません)

 

この一週間近く、“Blowing In The Wind(風に吹かれて)”を

何回聴いたでしょう。

youtu.be

 

デビューは1962年、当初は自作曲はほとんどなく、

トラッド・フォークやブルースを中心に歌っていたそうです。

デビュー・アルバムはそんなにヒットしなかった様ですが、

2ndに先述した“Blowing In The Wind”が収録され、

それを『Peter, Paul and Mary』がカバーしてヒット。

「時代の代弁者」と言うのは分かりますが、

「フォークの貴公子」と言われてしっくりこないのは私だけじゃないはず。

 

1965年リリースの“Mr.Tambourine Man”は

The Byrds』のカバーでビルボード1位を獲得。


Mr. Tambourine Man (Live at the Newport Folk Festival. 1964)

“Blowing In The Wind”もこの曲も、

私は本人のバージョンしか聴いた事がなかったので

カバーによって有名になっていったというのは意外でした。

 

その頃から『The Beatles』や『The Rolling Stones』など

イギリスのミュージシャンとの交流も増えたようです。

最近、丁度兄とBob Dylanの話をしていたのですが、

ビートルズを聴いていたら、John Lennon

Bob Dylanに傾倒している時期が分かる」と言う様な事を言っていました。

 

私がBob Dylanをちゃんと聴いたきっかけになった曲は

1965年リリースの“Like a Rolling Stone”。


Like a Rolling Stone - Bob Dylan

この曲をカバーする事があったので。

私はその頃洋楽のカバーを多くしていて、

自分がカバーする曲は自分なりに和訳をしていたのですが、

本当に「一つの物語」を描いている詩だ、と実感しました。

 

それにしても、Bob Dylanが駆け抜けた時代は

今や想像すら難しい時代だったんでしょう。

私はこのブログ「歌い手魂」を書くまで、

そのミュージシャンの歴史まで追う事はありませんでしたが、

ここまでの出来事がたった2~3年で起きているんですから

とんでもない時代だった事だけは違いありません。

そんなに若くして隠遁生活をせざるを得なかった理由は

ちょっと彼の歴史を辿るだけで十分です。

隠遁生活と言っても数年の事ですが、

それでもあった方がいい、と思うのは持論です。

 

1973年リリースの“Knockin' on Heaven's Door(天国への扉)”は

多分私自身Bob Dylanの曲で初めて聴いた曲だと思いますが、

大好きな曲だし、沢山のアーティストのカバーを聴くだけでも

とても面白く、興味深い曲の一つです。


Bob Dylan - Knockin' On Heaven's Door (Unplugged)

本人が歌っていても、かなり変わってるところがまた一興。

 

最後に、Bob DylanEric Claptonのコラボがシビれたので

“Don't Think Twice, It's All Right (くよくよするな)”。


E Clapton B Dylan Don't Think Twice, It's All Right Benefit Live 1999

くよくよするな、って


E Clapton B Dylan Don't Think Twice, It's All Right Benefit Live 1999

歌詞も音楽も良いけど、

この二人が一緒に演ってるのを観れるだけで、

ただただ嬉しいです。

 

…まあ、こういう動画を観たり音楽を聴いたりすると

ノーベル賞って…やっぱり違和感が、あります。