幸せをつかむ歌
DVDのあらすじを読んで借りた映画でしたが、
家族をテーマにした、だけどロックな作品でした。
メリル・ストリープの歌声は『マンマ・ミーア』で聞いてたし、
それはそれでよかったけど、
この作品のメリル・ストリープの歌はかなりロック。
それが、すごく良かったです。
夢だったロックスターへの道を突き進むべく
家族を捨てたリッキーは、ロック歌手となり音楽活動を続けていた。
ある日、離婚した娘と再び会う機会が訪れる。
疎遠になっていた娘と、何とか関係修復しようと考えるリッキーだったが…。
(2015年・アメリカ)
リッキーのやる音楽の選曲も、演奏も好きですが、
結局それじゃ食っていけない現実とも照り合わせつつ…。
個人的には「家族とは」と考えさせられる作品でしたが、
多分、所謂「普通」ではないとは思います。
その中で、私なりに考えさせられる事が沢山ありました。
産みの親と育ての親、どっちが子供にどう影響を与えるのかは
それこそその家族によって違います。
でも少なからず、どちらも影響を与える存在である事は
きっと変わらないはずです。
この映画では育ての親には焦点を当てていませんが、
当然産みの親だって親としての思いがあるんですよね。
親の視点から、子の視点から、色々思いますが、
夢を追う姿や追い続ける事によっての苦しみなど、
また違う視点からも楽しむ事が出来ました。
とは言え、話の内容よりメリル・ストリープの
歌の方が印象に残りました。
また、娘役のメイミー・ガマーが実の娘だと知り、
びっくりしました(彼女の演技も良かった)。