SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

前回の『チョコレートドーナツ』を観て、

久しぶりに観たくなった作品『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。

最初に観た時から大好きな作品です。

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映画自体も数回観ていますが、

サウンドトラックは購入して何度も聴いています。

 

東西冷戦時代の東ドイツに生まれた男の子ハンセル。

母と二人暮らしの彼の夢は、

自由の国アメリカでロックスターになること。

ある日、米兵から結婚を申し込まれた彼は、性転換手術を決意する。

しかし、手術のミスで股間には

“怒りの1インチ(アングリー・インチ)”が残ってしまう。

名前をヘドウィグと変え、何とか渡米するも米兵には結局捨てられてしまう。

それでも夢を思い出しロックバンドを結成したヘドウィグは、

ある日、17歳の少年トミーと出会う。

同じ夢を持つトミーに愛情のすべてとロックシンガーとしての魂を

注ぎ込むヘドウィグだったが…。

(2001年・アメリカ)

 

とにかくまずは音楽が最高でハマりました。

映画自体は久しぶりに観ましたが、

曲は全部覚えているくらい何度も聴きました。

かなりロックしてます。

 

話の展開は難解な部分が結構あって、

初見ではちょっとついていけない所がありましたが、

この映画の本質が、所謂「物語」を見せるものではないと思っています。

とは言えど、奥深さにも包まれています。

女にも男にもなれないヘドウィグの行き場のない感情が

音楽を通してビシビシと伝わってきます。

そして、そんな彼(彼女)だからこそ、

彼(彼女)が歌う「愛の起源」が説得力を持って

聴こえるのかもしれません。

 

また、ヘドウィグを演じるジョン・キャメロン・ミッチェルが放つ

何とも形容しがたい色っぽさ、艶。

時々とても可愛く見えてドキッとします。

 

全体を通しての世界観、音楽性…。

得も言われぬ魅力に溢れた作品です。

 


ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(予告編)