コーラスライン
先週から引き続き、今週もミュージカルの名作を。
今回は『コーラスライン』。
『コーラスライン』もブロードウェイで有名な作品ですが、
そのドキュメンタリー映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』も
併せて観たら面白さが増すのでお勧めです。
ダンサーのオーディションを舞台上で再現させた
ブロードウェイのヒット・ミュージカルを完全映画化。
ブロードウェイの売れっ子ディレクター・コレオグラファーのザックは、
近くにオープンする新しいショーの為、
男女各4人ずつのコーラスを選ぼうとオーディションを敢行した。
全体で何人採るかも知らされないまま、
ショー・ビジネスに夢を馳せる大勢の若者たちが集まり、
その中からとりあえず17人がしぼられるが…。
(1985年・アメリカ)
始めて観たのは中学生の時の課外授業の一環でした。
オーディションの様子を映画化するという
今までにないスタイルがとても衝撃的だったのを覚えています。
その為、これと言ったストーリーがあるわけではありませんが、
スピード感や緊張感、躍動感が溢れた素晴らしい作品です。
オーディションの過酷さ、そこで見せなければいけないのは
「裸の自分」そのものです。
その精一杯さとキャラクターの多様性に、
目を惹きつけてやまない魅力がつまっているのでしょう。
また、この映画から「動きを合わせるか」が
いかに難しかを知らされます。
それには相当の技術が必要なのに、
でも目立ってもいけないのです。
その難しさと厳しさを垣間見る事が出来ます。
『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』も是非ともご覧下さい。