ストレイト・アウタ・コンプトン
映画の新作情報で観て、興味があったのでやっと借りました。
ラップアーティストグループN.W.A.の実録音楽ドラマ、
『ストレイト・アウタ・コンプトン』。
私はラップはほとんど聴きませんが、それでも面白かったです。
1986年、カリフォルニアのコンプトン。
アメリカ屈指の犯罪多発地域として知られる同地に暮らす、
ヒップホップグループN.W.A.を結成する。
危険と隣り合わせで、先の見えない毎日を強いられている
不満や怒りをビートとリリックに乗せて吐き出す彼らのサウンドは、
瞬く間に絶大な人気と支持を集める。
しかし、名声を得た彼らに社会からの偏見や
仲間の裏切りといった苦難が降り掛かる。
(2015年・アメリカ)
黒人が生まれながらに背負ったものの根深さを感じます。
そうして抱えた思いをリリックに乗せるのが
いわゆるラップなのですが、なるほどラップが生まれた理由、
その時代や社会に受けた理由がよく分かります。
ストリートから生まれたのがラップなら、
それ自体元々社会的な背景を持っていて当然なんだと
言う事に改めて気付かされます。
また、新しい事を始める時は、反対勢力があるのも
当然の事なんだなと思いました。
音楽はいいし、ライブのシーンも熱気を感じる
とても素晴らしい映像を堪能できます。
先述したように私はあまりラップやヒップホップを聴きませんが、
好きな人が観るともっと面白いだろうなと思います。
それと同時に、ラップやヒップホップに興味が湧きます。
ラストのシーンを含め、色んな事を考えさせられる
きっかけになる作品で、とても良かったです。