【DTM】ドラム打ち込みフレーズ(4) 簡単にドラムンベースサウンドのドラムを作る方法①
どもdeeです。
前回までは生ドラムっぽい8beatフレージングでしたが
16beatに行く前に簡単にドラムンベースサウンドのドラムを作る方法をば。
前回の記事です。
まずちょっとだけヒップホップの楽曲作成について。
ヒップホップの楽曲作成方法はピアノやギターといった楽器を使用した
作曲方法とは異なります。
通常、レコードからフレーズを抜き出しサンプリングします。
そのフレーズをループさせたり編集して再構築しながら
曲の形にしていく方法がとれます。
なので音作りに関してはすでにプロのエンジニアが行ってあり
一流のミュージシャンのグルーヴとトーンが鳴っている音源で
楽曲を組み上げていくわけです。
当然、使用できるコードなどは制限されるわけで
後に他の楽器を足したり、1コードの曲としたり…
ヒップホップがイマイチ日本人に馴染まないのは
こういった1コードでの楽曲構成にもあるのかもしれません。
音ネタを抜き出す際にドラムソロ(ブレイク)の部分だけ
抜き出せばドラムだけのフレーズを手に入れることができます。
この手法で世界で最も有名なブレイクが
「Amen Break」と言われるドラムフレーズ。
これはWinstonsの「Amen Brother」の中のドラムソロを抜き出したものです。
1:26から始まるドラムソロです。
このフレーズが抜き出されヒップホップで使用され、さらに
ブレイクビーツやドラムンベースといったジャンルが産まれていきます。
日本では90年代、小室哲也さんがブレイクビーツの派生ジャンルである
ジャングルを流行らせました。H Jungle with TのJungleは
音楽ジャンルのジャングルのことです。
といつも通り前置きが長くなりました。
そんなブレイクビーツやドラムンベース、ジャングルのフレージングを
お手軽に作る方法を紹介。
DB-Force The Amen
実はフリーのVSTを使用します。
DB-ForceのThe Amen。ダウンロードはこちらから。
http://www.vst4free.com/free_vst.php?plugin=DB-Force_The_Amen&id=1789
まずスペック的には。。。
・MIDIノートC1-A4までフレーズがスライスされ自由にエディットできる
・ベロシティ101以上でリバース再生
・各スライスごとにエンベローブが設定可能
SynthEditですがいまどきのPCだと重さを感じたり
妙な挙動を示したりすることはなさそう。
なによりAmen Breakを使用するのにいちいちフレーズを
バラバラにしてサンプラーにぶち込む必要がないのがいいですw
そして音がいい。プリセットも素晴らしいです。
ちょっとアバンギャルドですがこんなフレーズをいれてみました。
ちょっと長いので雰囲気とらえてくれたら。
(1)
(2)
使っているプリセットは「Jungle Amen 1」です。
とりあえずプリセットを変えた以外はベタ打ちで
パラメータも変えていません。
実際に聞いてみましょう。
ブログ用
— livaeal (@livaeal) 2017年4月27日
【DTM】ドラム打ち込みフレーズ(4) 簡単にドラムンベースサウンドのドラムを作る方法① pic.twitter.com/tNHQjkUxm3
次回は他の機能ももうちょっとつかってみましょう。
次回の記事です。