キャデラック・レコード
毎週(時に隔週)土日、マイペースに続けてきたこの「音楽映画」ですが、
気付くと今回で99回目、明日は記念すべき100回です。
あんまり意識せずに映画鑑賞をしていましたが、
折角なので今回は私が改めて観直したかった2作品を紹介します。
今回は登場人物を知っているとより楽しめる
実話に基づいた作品、『キャデラック・レコード』です。
久しぶりに観たら、やっぱり印象が変わっていて
そういう部分も自分で面白かったです。
野心家の青年レナードは、物静かで思慮深い天才ギタリスト、
マディ・ウォーターズと衝動的なハーモニカ奏者
リトル・ウォルターに出会う。
発展しつつあったレコード・ビジネスのブームに
乗ろうとしたレナードは、彼らのアルバム作りを始めることにする。
1950年代のシカゴを中心に、伝説的なレコード・レーベル、
チェス・レコードと所属アーティストたちの盛衰を描く実話ドラマ。
(2008年・アメリカ)
初めて観た時、私の中で印象が強かったのがビヨンセが演じる
エタ・ジェイムズだったのですが、
彼女の出番は意外にも中盤以降でした。
それでもやっぱり彼女の歌うシーンは良かったです。
特に“All I Could Do Is Cry”は印象的で、
エタ・ジェイムズが歌っている実際の曲も聴き方が変わりました。
全体的に音楽はすごく好きだけど、
ただでさえ濃い登場人物が多くて説明っぽい感じがしました。
ちょっと焦点が散らばった印象が否めないかもしれません。
ただ、ブルースやロックンロールなど、
黒人音楽のルーツだったりその時代の背景を知る
一つのきっかけとしては良い映画だと思います。
個人的には映画としても好きですが、
伝記映画として観たらまた別の視点で楽しめます。
私が好きなジャンルの音楽というのもあり、
音楽はかなり楽しめます。
マディ・ウォーターズ、リトル・ウォルター、
その時代のミュージシャンを改めて聴くも良し、
映画のサウンドトラック自体も聴きたいと思いました。