歌い手魂其の百十五・Etta James
前回紹介したBeyonceが、『キャデラック・レコード』で演じた
伝説的なブルースシンガー、Etta James。
最初に彼女を聴き出したきっかけはおぼろですが、
ブートDVDを買ってまで観ていました。
その時のパワフルな印象が今も残っています。
やっぱり“At Last”は特別な曲です。
何とも熟した奥深さ。
幼い頃からゴスペルの合唱団に所属していたEtta Jamesは、
友達とグループを組んで14歳の時にオーディションを受け、
個人でレコード会社と契約。
1955年に“The Wallflower”をリリース。
動画はありませんが、聴いた事がある人も多いのでは。
1960年、チェス・レコードと契約。
映画『キャデラック・レコード』はこのレコード会社との
軌跡を描いた伝記映画で、とても興味深いです。
“Tell Mama”は私のリスペクトするJanis Joplinもカバーしていて、
何度となく聴いています。
John Lee Hooker、Santanaとのコラボ映像でさらに燃えます。
John Lee Hooker, Carlos Santana and Etta James - Tell Mama - Fillmore Auditorium (Official)
“I'd Rather Go Blind”も代表的な曲の一つで、
“Tell Mama”と同じ頃のリリース曲。
Etta James - I'd Rather Be Blind (Live at Montreux 1975)
こんなに若いEtta Jamesの歌っている姿は初めて見ました。
動画を検索していたら“Ain't Nobody Business”を
Gladys Knight、Chaka Khan、BB Kingという
かなり豪華なメンバーで演奏しているものがありました。
Etta James, Gladys Knight and Chaka Khan - Ain't Nobody Business (live BB King & Friends) [HQ]
それぞれ素晴らしいし、すごい迫力。
1994年にリリースされたアルバムの中では
Billy Holidayの曲もカバーしています。
Etta James - Don't Explain (HQ) (Audio only)
個人的には“All I Could Do Was Cry”は外せません。
Etta James - All I Could Do Was Cry (live)
2012年に白血病の合併症ために亡くなったEtta Jamesですが、
前年の2011年までCDもリリースしているという精力。
どんな姿でも歌い続けるという姿勢を崩さなかった彼女に、
心から敬意を表したいです。
最後に、Chuck Berryとのコラボ動画、“Rock and Roll Music”。
最高にクールです。