【ギター】YAMAHA G-10w & Fシリーズを語る
どもdeeです。
YAMAHAの古いアンプを簡単なメンテしましたので備忘録。
G-10wというアンプですが、結構古そうなので色々調べてみました。
1979年のごく短い期間に販売されていたようです。
"パワーボーイ"という時代を感じさせる愛称がついていたようです。
前面とかに"パワーボーイ"の大きなロゴとかなくてよかったw。
パワーボーイには2種類あって自分が持っている
ナチュナルの「G-10w」と
レザーでYAMAHA Fシリーズと同様のルックスの「G-10l」があります。
スピーカーは16cm。
なんと蝦夷松の単板で作られているとのことで
今なら練習用アンプには絶対にないスペックかなと思います。
見た目もしっかり木目が出たオイルフィニッシュで安っぽさはありません。
Fシリーズと同じツマミが装備されておりサウンドもやはり
Fシリーズによく似てます。
スペック上では4kgとのことですが持ってみると
それより軽く感じるので小さいお店などで
エレキでのソロギターとかにはフツウに使えそうです。
HAMAMATSU JAPANの表記。
シブイですね。
プリアンプ部分。
コンデンサ類はまだ大丈夫そうです。
ポッドにはちょっとガリがあるのはG/Fシリーズ共通のようです。
オペアンプはJRC4558DV。
スピーカーはYAMAHAのJA16510が載ってます。
アンプ側のパワーをちょっと受け止めきれてない感じがありますが
クリーンのときには今でもいい音です。
スピーカーには凹みや破れなどなくいい感じです。
底面の箱はスプリングリバーブです。
この大きさにスプリングリバーブってのは珍しい。
(フェンダーやマーシャルの小型アンプにもあったかな)
スプリングが短いのでリバーブの広がりはイマイチですが
音質はまさにスプリングのそれで、デジタルリバーブにない味があります。
こちらサウンド例。
とりあえず簡単なメンテで終了。
— livaeal (@livaeal) 2017年9月24日
音量やリバーブ量がふらつく不安定だった動作が随分安定しました。
歪ませると低音が飽和しちゃうんで、あまり音量上げられません。クリーンはF100まんま。
ヘッドホンで聴くとまた感じ違うかも。 pic.twitter.com/JItMFNSWcI
サウンドは、ボリュームを抑え気味でマスターが高い
クリーンな音がとても好みです。
EQ系は上げても下げてもそんなに大きくサウンドは変わらないですね。
リバーブは9時くらいに設定すると突然強めにかかります。
トランジスタですが、JCほど細い感じでなく暖かい音。
歪みは ザラっとして特有のコンプ感があります。
古臭い歪みって感じ。シンプルなリフには合うかも。
音圧はありますが、スピーカーには結構無理させている感じ。
そして基本的な音色はYAMAHA Fシリーズと一緒です。
はっきりいって高いモデルとほぼ同系統の音がします。
YAMAHA Fシリーズを語る
先ほど紹介したG-10lのルックスはこんな感じ。
これはYAMAHAのFシリーズと同系統です。
実は昔F100-212という大きなアンプを持ってました。
今ではトランジスタアンプといえば、RolandのJC-120が
代表機種となってましたが、自分より先輩ギタリストたちは
YAMAHAのFシリーズのほうにも強く馴染みがあるようです。
こちらがF100-212。
YAMAHAのアンプって売れたかどうかは別にして
個性が立っているいいアンプが多いような気がします。
このFシリーズはRoland JCにくらべメロウで暖かい音です。
結構色々なサイズがありますが、このサウンドの特徴は
F100、F50、そしてG10のみで感じられる音の特徴です。
歪みの音はやはりイマイチですがパワーコードを弾いたときには
ちょっと音が塊っぽくなるのは好きです。
自分は結構のこのFシリーズが好きでしたが
F100-212はさすがに大きすぎるし、調子も悪かったので手放しました。
ルックスだけ似ているのであればF20、F30というアンプもありますが
上記3機種と比較してサウンドの系統が違う印象です。
どこかでF100かF50の音を聴いたほうが音の基準をつかみやすいかと思います。