イエスタデイ
今週は『ザ・ビートルズ』に関連する二つの映画を紹介します。
今回はビートルズに憧れる少年たちの青春を描いた『イエスタデイ』。
ビートルズの影響力を改めて感じるし、
微笑ましくもちょっとくすぐったくもなる映画でした。
イギリスのロックバンド、ザ・ビートルズが世界中を席巻していた1960年代、
オスロの高校に通う仲良し4人組は、初めてザ・ビートルズのアルバム
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を聴き、
魂を揺さぶられる。彼らは早速「スネイファス」というバンドを組んで、
ザ・ビートルズのようにビッグになりたいと願う。
(2014年・ノルウェー)
少年時代の青々しさが前面に出ていて、
その匂いがそこかしこにする感じがしました。
その青さに、共感出来る所が多々あったり。
移ろいやすい、だけど簡単に移れ変われなかったり、
そんな微妙な若者特有の感情の表現がとても素直で良かった。
青春は失敗だらけで、若い時はそれこそその失敗が
いちいち絶望でもあるんだよなぁと感じます。
何もかもが初めてだからこそ(勿論大人になっても初めてだらけだけど)
とても愛おしい気持ちになるのは少なからずあるはず。
この映画の原題はそのままずばり『Beatles』だそうで、
それこそビートルズ愛に溢れていて、ビートルズの楽曲が満載なので、
ビートルズ好きには特にお勧めです。
個人的には、かなり盛り上げてのラストに期待したけど、
思ったよりあっけない気がしたのが残念だったかな。