【ギター】YAMAHA APX-7N
どもdeeです。
YAMAHA APX-7Nのメンテをしました。
意外とネットに情報が少ないようなのでまとめておきました。
Livaealのアルバム「月ノ花」の"Solitary"のレコーディングでも使用しました。
楕円形のサウンドホールがトレードマークの「APX」は、
現在もAPXは現役で生産されてます。
90年代のYAMAHAのアコギでCPXシリーズが生産されるまで
主力として様々な機種が生産されました。
APX-7Nは1991年から94年までの短い時期のみに作られた
APXのクラシックギター版です。
短命だった割りに、持っている人をネット上で結構見かけたり
中古市場でよく顔出したりします。
おそらく当時のエレガットって選択肢が少なく
安価で本数が出荷されていたエレガットってコイツくらししかなかったのかも。
カッタウェイありのボディは表面材がスプルース、
サイド・バックはオバンコール、ネックにはナトーが使われてます。
スプルースとオバンコールの組み合わせはサウンド的には
フラットな感じになると言われてます。
ナトーはマホガニーの代替材として使われます。
指板はパリサンドル・・・マダガスカル産のローズウッドとのことです。
ピックアップはYAMAHAオリジナルのPZ-2という機種が搭載されてます。
コントロールはボリューム、ベース、トレブルという
簡易的な組み合わせ。電池駆動のアクティブプリアンプです。
音量はしっかり出ていて、そのままDI→ミキサーで十分に使用できます。
エレアコとして設計されているため表面板は厚めで
ハウリングには強い設計です。バンドでも十分使用できます。
ボディバックには軽めにアーチがついておりやはり厚めの材を使用しているようです。
ボディも薄いため、普通のクラシックギターとしての鳴りは期待できませんが
マンション・アパートでも音が出せそうな感じ!?
クラシックギターといいますが、ネックはかなり細め、
14フレットでボディジョイントとなっており
エレキからの持ち替えであってもあまり違和感ないかと。
インブリッジなので今聞くとピエゾ臭いのですが、
ライブ用として、バンドで使うのに適してそうです。
YAMAHAのギターは塗装乗りを良くするためロウを使用していたらしく
経年変化で白濁が出ているものが多いようです。
自分のものは目立つ白濁は出てないよう。
サウンドはこんな感じです。
— livaeal (@livaeal) 2017年10月1日
実はメインで使っているK.Yairiもサウンドホールが楕円形で
兄弟みたいだなーと思ったのが手に入れたきっかけでした。