ニッチなギターテクニック練習研究(018):ジェイソン・ベッカーから学ぶスウィープピッキング
どもdeeです。
前回の記事ではインギーから3弦パターンでのスウィープピッキングの
エクササイズを紹介しましたが、今回はジェイソン・ベッカーから
より多くの弦を使ったスウィープピッキングのパターンをチェックしましょう。
ジェイソン・ベッカーはマーティー・フリードマンとツインギターの
バンド、カコフォニーで活躍後、元ヴァン・ヘイレンのボーカリスト
デヴィッド・リー・ロスのバンドにスティーブ・ヴァイの後任として
参加します。その頃、筋萎縮性側索硬化症を発症し表舞台から去っています。
現在は、ギターを弾くことどころか会話もできない状態だそうです。
2012年にドキュメンタリー映画が公開されているそうです。
①16分音符を中心として3弦間アルペジオ後、多弦パターン
インギーのようなストレッチを必要する無理な横移動が少ないですが、
6小節目が22fを使用しておりちょっとやっかいです。
7小節目も珍しいフォームなので、慣れませんw
14小節目には、下降のみのパターン。
スウィープ後の17fに着地するほうが難しいです。
15小節目にはスウィープ途中でダウン・ピッキングを挟むパターン。
16小節目はさらに応用で6弦跨りのフレーズです。
後半はジャズ・フュージョンにも応用できそうなフレーズです。
②5弦スウィープを含む6連譜パターン
3弦スウィープの途中で5弦スウィ-プを挟む感じです。
5弦スウィープは実際には4弦までアップピッキングで
スウィープして一旦プリングを入れます。
上昇時は5弦→4弦のスウィープを入れたあとプリングしてから
4弦→1弦のスウィープをいれます。このパターンも応用しやすいです。
8小節目にある32分音符がやっかいです。
所謂、エコノミーピッキング(2弦スウィープ)ですが、
14f→10fにプリング後、12f→10fはスウィープです。
③2弦スタート、1弦着地パターン
7-8小節目にあるのは2弦からスタートして1弦に着地するパターンです。
前のフレーズを弾けていれば、テクニック的には難しくないと思いますが
こんなアイデアもあるってところは覚えておきましょう。
④2弦折り返しパターン
一旦2弦まで上がった後、折り返して1弦までいくスウィープを含むパターン。
低い弦の折り返し方にも色々あるので、じっくり取り組んでみるといいでしょう。
⑤3/4拍子の16分音符パターン
ノリが変わると意外と難しいので3/4拍子でも練習しておくと
より応用が利きます。12音一塊ということでフレージング的には
6連譜のフォームを応用できます。