青空エール
今週は新緑の季節にぴったりの爽やか映画を紹介します。
今日は野球部と吹奏楽部の二人が奏でる青春映画『青空エール』。
正直そんなに期待してなかったのですが、意外に面白かったです。
初々しさと溌剌さが溢れていました。
甲子園のスタンドで野球部の応援にいそしむ吹奏楽部にほれ込み、
名門・白翔高校に入学した小野つばさは、野球部の山田大介と出会う。
互いに甲子園を目標に頑張ろうと約束を交わすが、
トランペット初心者のつばさはなかなかうまくいかず、
くじけることもしばしば。
そんな彼女を励まし、同じクラスでもある大介に
いつしか惹かれていくつばさだったが…。
(2016年・日本)
誰かが「何か」を始める。
そのきっかけは何でもいいし、
そうして始めて、教わって、次が生まれていく…。
「段階」をちゃんと踏むのにも、
確かなパワーがないとその次に進めないものです。
そうじゃないと、人はすぐに諦めてしまうのかも。
上野樹理さん初め、吹奏楽部の先輩達からも「熱」が伝わってきて良かった。
(上野樹理さんはやっぱり今まで音楽作品に多く携わってきただけあって、
言葉にも重みがありました)
音楽自体もしっかりしてますし、頑張る過程も見える映画でした。
“言葉”にしない事が、言葉の意味を深くする時も往々にしてあります。
それが伝わった時に、どれだけの思いが溢れてくるか…。
そういう事も改めて感じる作品でした。