サンシャイン♪ 歌声が響く街
先週、最近観た音楽映画で個人的にヒットした作品を紹介しましたが、
今週は「ちょっと惜しい!」と思った2作品を。
『サンシャイン♪ 歌声が響く街』を。
音楽は満載でした。
兵役を終えた息子のデイヴィーが帰ってくる。
デイヴィーは、妹のリズの紹介で出会ったイヴォンヌと瞬く間に恋仲になる。
そんな中、ロブが24年前に交際していた女性の葬儀の連絡があり、
彼女には娘がいることが発覚する。
(2013年・アイルランド)
正直な感想としては可もなく不可もなく。
突飛な感じが全然なくて、印象が薄い映画でした。
何かの節目にパーティーを開く文化は見習いたいところ。
歳を取ったり、関係を深めたり…。
そういう日常的な事に、ある区切りで非日常を取り入れる事で
物事を肯定的に受け止める一つのきっかけになるんだと思いました。
そういうのが「幸せ」を感じる手段でもあるんだろうな。
過去に作ったものは、今も未来も抗いようがない。
それが「罪」だとするのなら、「罰」たる何かを背負うのは
人として当然の流れなのかもしれません。
でも、何を背負っても償えない物も沢山あるのが、
それこそ人間の業でもあります。
そういうものを巡り巡って、「許す」事が大切なんだなぁと
しみじみ思いました。
映している人によって、感情の流れも変わるけれど、
あまりに移ろい過ぎて最終的な主旨がバラけてしまってる印象です。
「人それぞれ、それぞれの道がある」と言うのは当然だから、
映画の印象としては今一歩、説得力に欠けました。