ウタヒメ~彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター
今日の音楽映画も昨日に引き続き、評価が難しかった日本の作品。
でも昨日紹介した作品よりは大分楽しんだコメディ、
『ウタヒメ~彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』。
『スモーク・オン・ザ・ウォーター』って、ロック映画か?と思いますが、
純粋なる(?)コメディ映画です。
自分に無関心な夫や不登校の娘・沙耶子にイラつく主婦の美恵子。
そんな折、かつての職場の後輩だったバツイチのかおりと再会する。
男に大金をだまし取られたという彼女に金を貸してしまったことから、
美恵子はコンビニでのパートを開始し…。
(2012年・日本)
雪見(しずちゃん)親子がいい味出してたし、
木村多江さんの演じる救いようがない感じも良かった。
全体的にキャラ立ちしてました。
我慢した年頃の女性(特に主婦)のストレスって、
本当にすごいというか大変だなぁって思います。
それをバンドで発散するというのは、
発想からするととても健全なのかもしれません。
結局女って、腹の底で何考えてるのか私も女だけど分からないし、
だからこそ言い合えるのって素敵な事だとも思います。
一声上げるだけで物事って良い方向に変わるのに、
それに躊躇ってしまう気持ちはよく分かる。
本当に大事なのは声を上げたその「次」の事、
ぶつかったり対立したり、傷付けたり傷付いたりを怖れて何もしないと、
結局傷付けてしまうし自分も傷付くはめになる…。
ライブシーン以降はあり得ない展開でした。
まぁ、その辺は期待してなかったのでそれなりに受け入れましたが。
でも、何で『ウタヒメ』ってタイトルなのかは謎です。